松竹新喜劇的

雨降る連休の日曜日。この時期、毎年のように、しまなみ海道に自転車を乗りに行ってたが、なんだかんだで、今年は行けなかった。で、大谷くんの50−50の偉業のNHKテレビ放映を録画したやつを視聴する。その50−50達成当日の23時すぎに、NHKが緊急でその試合の録画放映をするっていうのは、国営放送ならではの視聴料を払っている国民への気の利いたサービスなのか….とおもいながら視聴するうちに寝落ちしてしまった。で、雨降る昼すぎ、ドジャースの攻撃だけを頭出しして視聴する。まったりと過ごす雨の日曜日に視聴するには、とっても気分が良くなるTVだった。というか、ひとつのドラマだな。

そうそう、NETFILXの「エミリー、パリに行く」のシリーズ4、5が連続的に始まって、一気に視聴した。コロナ禍で、長い間シリーズが止まって、寂しかったなぁ…..。YouTube上にある、「エミリー パリへ行く」 の撮影セットに潜入!を視聴すると、インテリアのコダワリを知れて、なるほど….とおもうし、あんなパリのオフィスを、どこかで造る機会があれば…ともおもう。それと、あのパリのアパートメントの階段をセットとしてあらためて造ったと知って、ドラマのセットを造る職人さん達って凄いなとおもった。コミュニケーションが発生する、あんな集住の階段って、日本では、たぶん、存在しないよね。

エミリーやシルヴィのファッションも楽しみだし、フランス人とアメリカ人との関係性やそのメンタリティーを知るのも面白いし、近作ではイタリア人のメンタルも絡んで、より楽しめる。数パーセントの真実を、誇張とフェイクとコメディのオブラートで包んだドラマとして、というか喜劇として楽しむのが、吉本新喜劇を楽しむ楽しみ方と似ているし、いや藤山寛美の松竹新喜劇の人情喜劇の感覚で、全てを軽やかにニタニタ泣き笑い飛ばす感じで視聴するのが楽しい。

最近では、「地面師たち」がとっても面白かった。建築業界に所属する工務店のワタシとしても、不動産業界とのメンタリティーの違いは大きいが、その不動産的ワナのような仕掛けに、徐々にはまり込んでいく建築的メンタリティーは、とってもよく理解できるし、その怖さを肌で感じとれるだけに、軽やかに笑い飛ばせないのが、アカンよね。というか、そういう空気感を作り出すことこそ、このドラマの本質なんだろう。

地面師、オモロかったわ。という話が、奥方から奥方友人に伝わって、それなら、「新聞記者」を是非見てっ!と云われて視聴した。森友問題ってこんなコトだったのだな。そうそう何気に「深夜食堂」も視聴したりするが、一気に見るコトもなく、まだまだシリーズが残っている。そんな意味では、「居酒屋新幹線」は一気に視聴した。次回シリーズを楽しみに待っている。「忍びの家」も次回シリーズが楽しみだな。「VIVANT」はTVで見て、もう一度Netflixで視聴した。「BLUEGIANTS」は映画を見逃したので視聴したら、magosたちにGeGeは泣いたかどうかと聞かれた。「将軍」も見てみたいが、デイズニープラスに3ヶ月ほど、magosのために入っていたが、まったくそのコンテンツに興味を示さず退会した。YouTubeのヒカキンのほうがオモロイらしい。

子供の頃、土曜日の、吉本新喜劇と藤山寛美の松竹新喜劇を視聴するのが楽しみだった。笑いの質がまったく違った。たまに藤山寛美の人情喜劇を見たい気分になる時があるが、コドモからオトナになって見たことがない。そういや、コドモの頃の、土曜日の、学校帰りの、昼下がりの、藤山寛美の松竹新喜劇な気分を、Netflixで満たしているのかもしれない。