もう夏のプール

突然、真夏になった。そんな「海の日」の連休。

金曜日。夕刻より生野産業会の理事会と懇親会があり、終わって2次会3次会と数人でミナミのBarで飲むと、70年代ウエストコーストの音楽がアルテックのスピーカーと真空管アンプから心地良く流れて、気が付いたら丑の刻だった。土曜日の朝は出勤の社員も多く、フツウに起きて仕事をしたが、昼過ぎて夕方になると疲れがどんどんたまって、なのに夕食のあと、ツール・ド・フランスを視聴すると、ウトウトしつつもオモシロイ展開にずるずる引き込まれ、結局最後まで視聴したら午前1時前だった。なので、日曜日の朝は、自転車に乗るどころか、ぐっすり寝込んで、午前10時頃から朝が始まった感じ。庭の外に出ると、猛烈な暑さに驚いて、「もう夏!?」「猛暑!」というコトバが脳裏をかすめていった。

うちの室内は、「PS」という空調システムを導入し、その冷房の仕組みは、ヒートポンプで冷水を作り部屋に設置しているラジエターパイプにその冷水を流す仕組みで、いわゆる空調機の冷風がまったくでないので、ギンギンに冷えている部屋と言うより、ひんやりした部屋感覚。設置一年目の夏は、もっと冷えて欲しいと、もの足りなさを感じたが、徐々に慣れてくると、湿った空気はラジエター表面で結露水となるので除湿もされ、空調機の風が吹く音もなく無音で、うちの奥方は、リフォームして一番良かったのは、このPSによる温熱環境だという。電気代も案外安い。

なので、外に出て汗をかきたくないし、ひんやりした室内でゴロゴロ過ごしていると、mago1 がやってきた。ほとんど夏休み気分で、暇だ!暇だ!という。そして一緒に音楽聴こう!と生意気いうのだった。子供とはオモロイ存在だがコワイともおもう。普段のワタシを観察してるのだな。夜な夜なBarで音楽聴いたので、今日は無音の室内だった。テキトウにウィウオントマイルスを選曲して大きな音で掛けてみた。お気に召すのか召さないのか瞬時に飽きたのだろう。ゴソゴソモゾモゾすり寄ってくる。ワタシ音楽聴きながら庭を眺める。太陽。しゃぁーないなっ!「プール」でもしょうかっ!とおもわずコトバが出てしまった。

というわけで、真っ昼間、灼熱、あのプールを組み立てはじめる。庭の面白そうな雰囲気が伝わったのか mago2 も合流してきた。mago1 にジー汗びっしょりやなぁ…..と慰めながら完成するやいなや、水着に素早く着替えた magos は水が溜まらないうちからプールに入って遊び始めた。ワタシその様子をみて、すぐに缶ビールをプッシューと開けたものの、暫くして、暑さに我慢出来ず、水着に着替えてプールに飛び込んだ。そんな、もう夏のプールな日曜日だった。