「タコパー」

梅雨。それなりの雨が降り続いた今週。庭の排水ってムツカシイな。とおもう。庭の土の中に浸透性のパイプが入っていて、植木屋さんが見えないところで努力してくれているお陰なんだけど、それでも土が排水に流れこんでタイヘンだったりする。そうそううちの庭の紫陽花の開花がようやく始まった。

↑ 東大阪の池嶋の水田越しに生駒山とこれから登る十三峠を望む。

↑柏原の葡萄畑超しに奈良盆地を望む。

↑ 朝護孫子寺にある生け花を眺める。


↑ 河内堅上で電車の通過を眺める。

土曜日と日曜日に雨が止んで、久しぶりに自転車に乗ったら、里山は春から初夏に変化していた。田は水田になり周辺の景色が映り込んで美しい。葡萄畑はシートに覆われ養生されて、それがちょっとした芸術作品だなとおもう。稲も葡萄も丁寧に育てようと努力している人の姿を想起できて、ちょっと嬉しい気分になる。朝護孫子寺に立ち寄ると、本堂の手前の陳列にいつも生け花が飾ってある。この朝護孫子寺という環境のなかで育まれたその生けた人の心のようなものを感じて、毎回楽しみにしているワタシ。自転車に乗るようになって、思わぬところで眺める鉄道が面白い。わざわざ自転車駐めて鉄道の通過を待って鉄道の通過を喜ぶワタシ。撮り鉄の気分が理解出来るようになったなぁ。

十三峠・フラワーロード・朝護孫子寺・龍田古道・河内堅上・大和川と49kmほど走って、昼前には家に帰って、ビールでも飲んで、ひとりでゆっくりしていると、マゴの襲撃にあった。嬉しいような嬉しくないような。5歳と7歳の男子マゴとマリオカートを3人で遊ぶ。ゲーム中に思わず発せられる何気ないコトバが面白い。今の子供達の心の有り様を垣間見る感じ。それにしても、だいたい負ける。ワタシも真剣なのだ。時折大きな声も発する。たまに1位になると、おっ!なかなか上手いなっ!横でどんなやり方してるか研究させてっ!といって横に座りにくる。完全にマウントとって上から目線のマゴたち。

そうそうこの土日、スティーブジョブズのテレビ番組を録画で視聴した。日本文化の「洗練されるとシンプルになっていく」なんていうコトバは建築の世界でも語られてきたコトバで、確かにな。とおもう。ワタシ、工務店として、シンプルさとはほど遠いし、真逆で複雑で判りにくいままのような気がする。それと上岡龍太郎の追悼番組としてNHK+の日本の話芸上岡流講談「浜辺にて」を視聴する。顛末がユニークでおもわず唸る。米朝さんとか花紀京さんとか上岡龍太郎さんとか、おもわず唸るようなタイプの新しい関西芸人は育ってくるのだろうか…..。

そんなこんなの週末の出来事をアテにして、夜は皆でタコパーを楽しんだ。