「考え方」

木村工務店1月6日の初出は、社員が会議室に集まって、それぞれ一人ずつ、お正月休暇を振り返り、一年の抱負を語りあったあと、協力会社も一緒に清見原神社に参拝する。御神酒を頂戴し加工場に戻って賀詞交換会をおこなう。

その場で私は2023年の年頭所感を語るのだが、年末のテレビ番組に、昨年亡くなられた京セラの稲盛さんのインタビュー番組があって、「人生・仕事の結果 = 考え方×熱意×能力」について語られていた。経験値から発せられる温和な語り口によって、とっても惹きつけられた、そのコトバについてシェアーすることにした。ホームページにはこんなふうに解説されてある。

「人生や仕事の結果は、考え方と熱意と能力の3つの要素の掛け算で決まります。このうち能力と熱意は、それぞれ0点から100点まであり、これが積で掛かるので、能力を鼻にかけ努力を怠った人よりは、自分には普通の能力しかないと思って誰よりも努力した人の方が、はるかにすばらしい結果を残すことができます。これに考え方が掛かります。考え方とは生きる姿勢でありマイナス100点からプラス100点まであります。考え方次第で人生や仕事の結果は180度変わってくるのです。そこで能力や熱意とともに、人間としての正しい考え方をもつことが何よりも大切になるのです。」

ま、それはそれとして、今年は3年ぶりに「鶴橋と黑門」に年末の買い出しに出掛けた。コロナ前と同じとはいかないが、それでも外人を含めて多くの人で賑わっていた。中沢新一曰く「市場は都市のカマド」というように、人混みに揉まれ、年末の活気を味わうと、エネルギーが溢れてくる感じがするし、年末年始の食事を皆と一緒に食べることを楽しみにして、少々高い目の金額だと承知しながら、美味しい食材を買うのが、単純に楽しい。

それはそうと今年は自転車で買い出し出掛ける事にした。年末の大阪の町をブラブラするのが楽しい。驚いた事は帰り道に通過したコリアンタウンの人出が鶴橋や黑門以上の賑わいだったことで、もはや定着した感がある、恐るべし韓流ブームだな。

2023 年始。40年ぶりだとおもうが、志賀高原にスキーに出かけた。マゴたちも一緒なので、それはそれで楽しみだったが、こんな時に限って、順番に風邪になり、一緒に滑れたのは、最終日の2時間ほどだけだった。とってもコスパの悪いスキー旅行だったなぁっとおもわなくもないが、振り返ってみれば、それはそれでちょっとヘンなエピソードが抱負で思い出深い正月旅行となった。

まっ「考え方」が大事らしい。家づくりに関わる皆で、良い考え方を共有し良き方向を目指したいものだなとおもう。