アウトドアー薪ストーブを囲むスタイル

涼しさを通り越して寒いと感じた今週。雨の週末だったなぁ。

うちの家の雑誌取材があって、カメラマンの方の撮影にあたり、コーディネターの方やライターの方が撮影範囲が見栄え良くみえるように家を片付けてくれたりし、そのあと自分の姿が映らないように皆で一緒に物陰に隠れる。そんなのが数回続くと、エエオトナの「かくれんぼ」みたいで、なんか可笑しいんだけど、ちょっとワクワクドキドキしてきたりして。壁に女性がもたれかかる姿をみて、壁ドン女性みたい!とおもわずお二人にコトバを発したワタシ。

涼しい季節になって、まだそれでもコロナ禍なんだけど、うちの家のデッキでバーベキューをする。設計のヤベさんとその現場担当の現場監督ヤマモトくんを中心に若いけど妙に落ち着いているヒダカくん、新人オオウエくんの20歳代現場監督トリオと共に、もはやベテラン監督の年齢になってきたシノダくんと専務タカノリが集まって飲食を共にした。設計の方々が現場のこんなことを気にしてはるとか、こんな考え方やこんな見立てをする。なんてことを知る機会でもあるが、そんなことより皆で一緒に楽しくこの時間を過ごそうとすることが、これからの良いものづくりに繋がっていくようにおもう。

そうそうアウトドアー薪ストーブを囲んで鉄板焼きをするための鉄製のテーブルを暫く既製品を組み合わせて使っていたけど、幅や高さがこの場所にフィットしなかったので、木村工務店の協力会社の横井金物さんに製作してもらった。低いテーブルでゴロッとしながらストーブを囲むスタイルなのだが、原点は丹沢の大倉尾根にある堀山の家のストーブを囲んで寛ぐスタイルにある。上の写真。当時の山小屋の親父が知り合いだったので20歳後半頃から年に2、3度泊まって、沢登りも含めて周辺の山を遊んだが、このストーブを囲んで皆で過ごす夜な夜なが楽しかった。だるまストーブに円形の鉄板をわざわざ製作し通称バカ尾根とよばれるちょっとしんどい尾根を歩いて担いで持って上がるその情熱にリスペクトし、それをちょっとモダンに再現したのが、うちのテラスのアウトドアー薪ストーブのスタイルになった。

秋のアウトドアーが心地良いこの数ヶ月を緑と火を友にして楽しみたいものだなとおもう。