「交換」するというコト
天気も良い。気候も良い。5月らしい穏やかな日曜日。「まちのえんがわ」でクローズドな植物交換会というstaffのアオキさんが主催するイベントを催す。知り合いばかりが数人、植物を持って集まって、クリスマスのプレゼント交換のように植物を交換し、飲んだり食べたりしながら穏やかな日曜日をまったりと過ごす。
コロナ禍で、集まるっていうことに違和感があって、自邸で過ごすのがあたりまえな感じだったが、ここ最近、昼間にバーベキュー施設で過ごすっていうスタイルが、若い人のライフスタイルのひとつになってきて、ワタシも長男家族に誘われて、堺の「まとい」というモダンなバーベキュー施設でバーベキューを楽しんだ。太陽があるアウトドアーな空気のなかで、食事とお酒をま昼間っから堂々と楽しめる雰囲気が楽しいのだとあらためて思う。
そんな昼間から飲んだり食べたりするバーベキュー的な遊びに、それぞれが持参した植物を交換することによって、見ず知らずの家庭に私の植物が旅をし、その家庭で育てられることで、新たなコミュニケーションと繋がりが生まれるという、バーベキュー的昼間の飲食とクリスマスプレゼント交換会的植物交換会が合体した「まちのえんがわイベント」として、もっと多様な方々と楽しんでみようかなと思う。
土曜日。クローズドな「ものづくりセッション」を催す。メインの主催者は行政マンのタケダさんで、ワタシはそれをしっかりとサポートする立ち位置。この日は、生野区でサンダルのイノベーションを推し進めている「リゲッタ」のタカモト社長がプレゼンターになり、このコロナ禍の影響による2年間の今のリゲッタをプレゼンして頂いた。コロナ禍による経営的なネカティブな状況を「つぶやく」ように吐露することによって、それがポジティブな方向に転換されて欲しいという願いのような気持ちは、同じ経営者としてのワタシにもあって、タカモトくんの敢えてネガティブなことをプレゼンする姿に経営者的な共感をした。
↑主催者のタケダさんから写真をお借りしたのだが、大阪商工会議所のハヤシさんから「デザイン経営」のプレゼンがあった。コロナ前に個人的にハヤシさんからこのプレゼンをしてもらい、デザイン経営というのは「企業のブランド価値を高めるために、お客さまから共感を得る、新しい価値を創造することで、一貫性があり共感できるデザインであることが大切だ」と教わる。それを参加の皆さんと共有出来る機会が、ようやく2年越しにやってきたが、「デザイン経営」というある問題定義を一緒にあーだこーだと考え、自分の思いや感覚を「交換」する時間を共有することによって、コミュニティーが育まれていくのかもしれない…..とおもえた土曜日だった。
そうそう日曜日の夜になるとNHK大河ドラマの「鎌倉殿の13人」を視聴するようになった。平安時代から鎌倉時代に移り変わる出来事は歴史で習ったが、源頼朝のことや義経や政子や北条氏や平泉氏のメンタリティ的なコトって、まったく理解していなかったなぁ…..とあらためておもう。読後感のように視聴後感のような言い方があるとするなら、いままでの歴史ものとはちょっと違う視聴後感がやってくる。この感覚って何だろうかなぁ…..とおもう。
こんな「交換」を考えてみる週末だった。