今年の桜と花見はどうなるのだろうか。
雨上がり、庭のラッパスイセンが開花した。仙人の姿に似ているから水仙らしい。そう言われてみればそうかも。花言葉は「尊敬」だという。写真のピントズレてますけどね。
ロシアとウクライナの紛争は尊敬に値しない出来事だが、ロシアは世界の約2割の森林を有する森林大国で日本はその木材を輸入している。原木の丸太は既に輸出禁止で、合板もロシア産材はあまり使っていないらしいが、天井下地に使う35mm角の材料の多くがロシア産材らしい。ロシアとベラルーシを起源とする木材を「紛争木材」として解釈するという声明がでたそうだ。ロシアから日本への木材供給がストップすると第二次ウッドショックになる可能性もあるという。世界の国々はお互いにさまざまな「もの」でつながりながら平和な日常生活が維持されてきたのだなとあらためておもう。
会社の前の空き家になっている長屋の梅の木が開花した。道行く人も毎年楽しみにしてくれている。昭和初期のレトロな長屋と梅の花と人気のない感じが独特の哀愁を感じさせるが、この梅の時期だけこの長屋に活気が宿る。空き家問題を考える、毎月19日の生野の日の「空き家カフェ」は、この土曜日に久しぶりのリアル開催となった。初参加のお二人を含めて「おっさん」ばかり9人の会合だったが、シニア世代がなんらかのかたちで社会貢献をしながらまちと関わっていきたいと、本気で思っているひとがそこそこいるのだと、あらためて気付かされた座談会のような会合だった。空き家カフェでの空き家を活用し活性化した成果は微々たるものだが、毎回数名の参加者のお陰で5年間コミュニケーションの場が維持されていることが唯一の成果なんだろう。
梅の次は桜。そろそろ桜の開花が始まったそうだが、大阪の「まん防」は3月22日から解除されて、◆会食を行う際は、以下の4ルールを遵守してください。特に、歓送迎会、謝恩会、宴会をともなう花見は、感染リスクが高いため、感染防止対策を徹底してください。「同一テーブル4人以内・2時間程度以内での飲食・ゴールドステッカー認証店舗を推奨・マスク会食※の徹底」なんていう要請内容になっていた。4月2日は会社の創立記念日でその前後に社員と職人さんが集まって庭で花見をしていたが、2年間中止した。今年はコロナに加えてあの紛争がニュース報道される日々。多人数で花見の宴で騒ぐ雰囲気が浮いてしまいそうな感じもする。2人、3人、4人で、ひっそりと静かに楽しむ花見が2022年スタイルなのかも。さて今年の桜と花見はどうなるのだろうか。