ランドスケープ

庭の桜の木が落ち葉を撒き散らし始め、これから掃除がタイヘンになる我が家の紅葉シーズン。ウエザーニュースの紅葉情報を見ると京都とか奈良とか来週辺りから見頃になるらしい。こんな情報がフツウに手に入るなんて便利な世の中になったが、お客さんが集中してなお一層混むのかね。

紅葉前の秋晴れを楽しむために奈良へ。

↑ 藤原京のコスモスが満開で、多くの人が写真撮影をしていた。インスタ的撮影風景もあちらこちらで。モデルの女性を撮影している光景があって「いいよぉ!いいよぉ!」って発するカメラマンの声が、日曜日の家族連れがいっぱいのコスモス畑の中で、妙に浮いていたなぁ…


↑ 法隆寺を通過する時は、さまざまな土壁のテクスチャーを眺めることが多い。法隆寺東大門も何気に何度も見ていたが、その日は、朝日に照らされた肘木(ひじき)の小口がシュッと伸びている姿がカッコエエなぁ…と眺めた。何千年前の当時の造作した大工の「どぉやぁ!カッコエエやろ!」と言う控えめな声が聞こえて来そうだった。国宝で三棟造と呼ばれていると習った気もするがあらためて知った。

↑ 安堵町の集落の間をよく通り抜ける。古民家のこんな窓を見て、家の中から見たらどんな感じの部屋なのかを想像してみた。棟梁と施主が一緒になってデザインを考えたのだろうか…。

↑ その集落の中の農道のような道の隠れた所にこんなカフェがあった。まだ営業時間前だったので、道から写真を撮る。道路と駐車場と緑とアプローチと家と庭のこういう関係性も案外好きだ。個人住宅でこんな風にならないのは、緑に予算がかけられない緑を育てるのがタイヘン。だからかね…。

↑ 自転車に乗るようになってからこの場所から何度も石舞台を眺めるようになった。今までは、古墳に興味はあまりないが巨大な石組には興味が湧くって感覚だったが、この場所を知ってからは、ここから眺める道と緑のマウンドと木々と集落と山とが織りなすランドスケープが独特の気持ち良さを感じさせる。なんでなんだろう…

↑ そういえば、定点観測的に竜田古道のこの場所からもよく景色を眺める。葡萄の収穫も終わりビニールシートが取り払われ葡萄の葉っぱが紅葉していた。ここからのランドスケープも心地良い。霞たつ大和路の朝の光景に出会えた時は、悠久の時の流れを感じる。近くの三郷でモーニングをやっていたカフェが日曜日の営業をやめてから、コンビニでおにぎり買ってコーヒーを150mlの保温ボトルに入れて、この場所でモーニングすることもある。

↑ そうそう、葡萄畑の後ろの小高い山に登るとこんな不思議な場所がある。一部には縄が張ってあり、ご神域につき立ち入りをご遠慮くださいと書いてあって、独特のランドスケープで確かになんとなく神々しい気配があるのだ。

「ランドスケープ」ってコトバを使って景色を眺めてみると、ちょっと見え方違って面白いよね。