夏の終わり。
夏の終わりを惜しみつつ見送るため孫たちと線香花火をする。前回のタイトル花火こそ、この写真が相応しいのかもしれないが、その花火のブログを読んだ奥方が、今年、花火をしていないことに気づいて、夏の送り火のように、ポタンポタンと火の粉が落ちる線香花火で、孫たちと静かな夜を楽しんだ。インスタに投稿したら、大先輩から懐かしい光景だな。とコメントがあった。縁側と土の庭が線香花火に懐かしさを付加しているのだろうか。おもわずワタシも子供の頃はこんな感じだったのかと振り返ってみた。こういう情景を受け継いでいこうと行動するのが、案外、女性だったりする。
そうそう先週日曜日。自転車で若草山に登ってみた。木陰のベンチで鹿たちと一緒に休憩すると、木の葉越しに観る青空も白い雲も山も街も夏の終わりを告げているようだった。
若草山から峠の茶屋を目指す。ダート道ばかりで、この自転車だとちょっとしんどい。山道を駆けるランナーが多いのに驚いた。今から何十年も前の30歳代の頃に、ハイキングで2度ほど車でも2度ほど立ち寄って、わらび餅を食べたが、もちろん自転車では初めて。それに建築的に眺めたのも初めて。こんなにシンプルなエエ木造建築だったのか。たまたま客が誰もいず、ご主人と世間話をする。180年ここに住んでいるのだそうだ。実際に今もこの2階に住んでいるらしい。ベランダのような縁側は今流の防水をしているはずもなく毎日雨戸を開け閉めするという。はたして次の世代は受け継ぐのだろうか…
菅政権も終わりを迎えようとしている。オリパラもいま閉会式が行われている。WeThe15というコトバを知った。15%の人たちと共生する社会。日曜日の夕方、奥方と買い物がてら外出すると、ライフやコーナンやドンキホーテの前は人でいっぱいだった。もはやコロナと共生するステージが始まっているのだろう。夏の終わりと秋の始まり。今日は秋の気配の涼しい風を感じたなぁ…