CO2ボンベ
コロナ第3波が拡大しいるようだ。陽性になっても無症状の人が多いらしいが、重傷者も増えてきているとか。病床使用率がどんどん増加し、医療崩壊の心配とか。そういえば、一年前の11月の連休は、「建築家秋山東一さんのメルクリン&メカノ」で楽しんだが、見えないウィルスとの共存を模索する時代になるなんて、一年前のあの時には、全く想像できなかった。コロナが終息すれば、もう一度開催したいものだなぁ…..。
そうそう、陽性者の無症状の人は、10日間ほど隔離されて、復帰でき。濃厚接触者の陰性の人は、2週間自宅待機をさせられるという。へぇ…..。コロナウィルスとは、そういうものなのか。だったら、無症状陽性者になったほうが、良さそうだが、後遺症がいろいろ出るらしい。やっぱりそれも辛い。
時短営業とか。GoToトラベルの継続か中止かとか。経済活動とのバランスを模索するらしい。確かに、工務店にとって、ロックダウンになって、家造りのお客さんと、対面で、打ち合わせが出来ないのは辛い。対面の打ち合わせが数度あれば、オンラインでも打ち合わせできそうだが、まずは対面でお会いし、お互いの空気感のようなものを確認しながら、家造りをはじめるのが、工務店的なのだろう。そうそう第一波の時に比べて、恐怖心が、格段に減っているのが、良いのか良くないのかも判断しにくい、ここ最近の世の中。
「メルクリン&メカノ」と書いて、想い出したが、昨日の夜、NHKBSで、「魔改造の夜」という番組をみて、とっても面白かった。床のロボット掃除機を、3社の社員がそれぞれに改造して、走り幅跳びのようにジャンプさせて、何メートル飛べるかを競争する。そのドキュメンタリー番組なのだが、スポーツ競技とか、お笑いのM1とか、だけでなく、こういう、ものづくりの真剣な姿が表現出来る番組が、子供達や皆の興味をひけばエエのにとおもう。
建築で例えれば劇的ビフォーアフターのリフォームのようで、ルンバを魔改造するという企画が、いま的な感じでオモシロイが、その参加社のホンダ技研が、ジャンプさせるために、自転車の空気を充填するための、小さな「CO2ボンベ」を使用して、ジェット噴射させて、改造ルンバを大ジャンプさせた。きっと自転車好きの、ものづくり社員がいるのだな。ワタシも、自転車に乗るときは、常時1本は携行しているし、何度かパンクの時にお世話になった。そのCO2ボンベの形状もなんとなく好きだが、空気を充填する勢いも凄く、その勢いに驚いて、タイヤの充填を失敗したこともある。なんか面白い道具だな。っとおもっていたら、それを使って、飛行機のジェット噴射の技術で、ルンバを遠くに飛ばした。そのアイデアと、技術と、飛んだ姿のカッコ良さ。それを作ったひとたちの、モノを作るための粘り強い姿と、その喜んだ様子に、グッッときた。コロナ禍だからこそ、こういう企画に載っかれる「時間」があったのかもしれない。
秋晴れだったので、そのCO2ボンベを一本携行して、自転車で散策。秋らしい雲を見た。紅葉は終わろうとしていた。東大寺鐘楼の木組みはオモシロイ。稗田と番条の環濠集落をみた。金魚ストリートで美味しい珈琲とカレーを食べた。そんな日曜日。
あんな番組みたり、こんな木組みや集落みたりすると、ものづくりしたいなぁ…..なんておもう。