勤労感謝の祝日。
秋晴れの勤労感謝の連休。紅葉も深まってきて、今年は色が鮮やかな感じ。
同級生4人が久しぶりに集まって自転車に乗ろうということになり、早朝から葡萄坂をヒルクライムし、のどか村から朝護孫子寺を参拝して、竜田古道里山公園横を通過し、堅上から国分に抜ける。ワタシは孫の七五三があったので、ここで離脱した。皆は富田林に向かったようだ。ま、あちこちで休憩し、あれやこれやと近況を話ながら、ゆったり時間がすぎていく。おっさん4人で紅葉狩りしても、寺社参拝しても、自転車あってのことなので、違和感なし。と4人のなかでは、おもっているが、傍目には、違和感ありなのか…..。
孫の七五三を地元の清見原神社で参拝する。5歳と3歳の男の子なので、ジャストタイミング。自転車で急いで帰って、お風呂に入って、服着替えて、神社に向かったら、ギリギリのタイミングで、ちょうど、宮司さんが記念写真を撮ってくれているグッドタイミングだった。
地元のこの清見原神社の改修を三代にわたって携わらせて頂いている。今年は、コロナ禍の間に、お稲荷さんを祭っている春高稲荷社を改修させて頂いた。今日の七五三を祝う長男タカノリが担当した。ジャッキアップし、土台や腐った柱を根接ぎし、建物の歪みを修正した。屋根もやり替えた。木造建築の面白さに、時間軸を積み重ねながら、古いものと新しいものが、混じり合っていけるところがあって、それゆえに古めかしさとか伝統のようなものが持続するのだろう。清見原神社では、祖霊殿は新築し、本殿は増改築した。神社のなかのそれぞれの建物が時間軸を積み重ねながら共存している。工事中の様子はこちら →
なんて書いてみたら、伊勢神宮は20年ごとに新しく建て替える事が最大の行事で、そのことによって、なにか目に見えない伝統のようなものを継承していくのだから、費用面も含めて、とてつもないシステムだなと、あらためておもえてきた。
そうそう、生野区では廃校になる小中学校が多数あって、伝統が途切れるのだけれど、それは単に住民の高齢化ということだけでなく、子育て世代にとっては、生野区が魅力的でないからだろう。ま、そんな生野区を若い世代にとっても魅力的な町として盛り上げようということで、廃校になった鶴橋中学校で、この土曜日日曜日に、「Creema×いくの みんなの文化祭」という名称で、マルシェというかマーケットが開催された。生野のものづくりのひとたちもブースをだしているので、お邪魔した。
そのなかで、アルマイトの電解研磨の技術を持つ、電研のキリシマくんのブースがあって、アルマイト処理をしたキャンドルを売っていた。ちょうど前日、あるリフォームの打ち合わせで、キッチンの壁に、ステンレスでなく、電解研磨処理をしたアルマイトのパネルを貼れますか…..っていう要望があって、電研のキリシマくんのことが脳裏に浮かんでいたので、グッドタイミングだった。なので、電解研磨処理をしたアルマイトのキャンドルを買って、それを眺めながら、いま、気付いたが、そうか、一度行きたいとおもっていた「すみだ北斎美術館」の外装パネルが電解研磨処理をしたアルマイトパネルなのか…..。ステンレスの光沢とは違う、ちょっと柔らかい光沢が独特なのだろう…..。
そんなこんなで、ひとりで、電解研磨処理したアルマイトのキャンドルナイトを楽しんでいる、勤労感謝の連休の夜。なのだ。