まちの魅力
朝晩が涼しくなってきて、ようやく秋の気配。空も秋っぽくなって、ちょっと嬉しい。
先週末の北海道、美瑛と上富良野と十勝に行ったその余韻が残る。振り返ってみれば、それなりの回数、北海道に行っている。スキーで、札幌、ルスツ、ニセコ、トマム、キロロ。キャンプで、道東や道北を3回。断熱気密の研修に冬の札幌を5回ほど。なんだかんだ行ってるなぁとおもうが、まさか自転車乗るためだけに行くコトになるとは、想ってもみなかった。20年以上前、小さなキャンピングカーで、行動展示という施設づくりになった旭川旭山動物園に行って、エエなぁとおもい、美瑛富良野を通過しながら釧路に向かったが、いかにも観光地過ぎる富良野は、富田ファームだったか、ちらっと見て記念写真撮る、通過地点だった。
今回、美瑛センチュリーライド60kmのコースをスタンプラリーしながら巡ったが、「丘のまちびえい」というだけあって、適度なアップダウンを繰り返しながら、大地を駆け巡るのが楽しい。車でもなくバイクでもなく歩きでもなく自転車だからこそ楽しい観光というのがあるのだと気付いた。っていうのもあるのだが、ここ数年、生野区のまちづくりと関わってくると、「美瑛のまち」がそういう「丘のまち」として、町民と一緒に取り組んでいるのが、エエな。っておもう。ま、内情はしらんけど。とにかく、丘と道が、綺麗で美しいというだけでも凄い。十勝温泉から美瑛までのダウンヒルの途中に「白銀青い池」に立ち寄ったが、駐車場を含めた整備計画が進んでいて、美瑛からの自転車道路も快適だった。
生野区は空き家率20%ちかくあり大阪市内でも空き屋率の高い区のひとつだが、美瑛などの地方都市が15年ほど前から「まちづくり」に危機感をもって真剣に取り組んできたことを考えると、生野区が空き家に危機感を持ちはじめたのは、ここ5年ほどの事。気が付けば徐々に小学校に通う生徒が減少し、今年ついに小学校の統廃合が始まった。それだけ子育て家族にとっては、子育てに躊躇する生野区なのだろう。
ま、それで、「住む、歩く、つくる 生野区の魅力を語ろう! 生野 空き家シンポジウム」というのを、今週末9月19日13時30分から、生野区役所6階会議室で開催します。住む人育てる人歩く人造る人にとって「居場所のあるまち」「居心地の良いまち」をどう取り組んでいけば良いのか、ワタシ、「住む」シンポジウムパネラーとして登壇しますので、よろしければご参加下さい。
生野区の魅力を「物語る場」としての「空き家カフェ」で、不動産情報として広く公開されていない長屋や戸建てなどを「生野区空き家バンク」として一般公開する取り組みがスタートしました。空き家カフェは、オーナーと借り手が、フェースtoフェースの情報交換をする場であり、さまざまな専門家が一緒にまちを見守る場でもあります。「空き家」が「まち家」として再生し、まちの魅力の継承と発展的創造になれれば…..という取り組みです。一緒に生野区のまちづくりに参加しませんか。