当たり前でないこと。
一歩もソトに出ず一日中イエに居た日曜日。朝は雨だったので静かに過ごす。こんな時は、イエを楽しむのがエエのだな。それにしてもコロナショックが拡大する日々。経済はどうなるのだろうか。現場からの帰り道、車で長居公園の横を通過すると、子供たちが元気よく遊ぶ姿で活気に溢れていた。喜ばしいような喜ばしくないような複雑怪奇なこの状況。やっぱり子供はいつだって元気に遊ぶのだな。うちのマゴたちも、普段以上に、庭で動き回っている。ソトで遊べない分、イエのニワでストレスを解消しているのだろう。もっともストレスを抱えているのが、ママさんたちかな。いや、ひょっとして、普段以上に愛情に溢れているのかもしれない…..。
そうそう、24日の祝日、長男家族たちと一緒に、日帰りで、岐阜の高須スノーパークへスキーに行ってきた。なんとなく再びスキーにやる気がでて、マゴたちと一緒に滑る日を楽しみにしている。っていうのもあるが、スキー板が進化して、スキーの滑り方も変化し、リラックスして滑れるようになった。少し開きぎみで両足でスキーを操作し、板をフラットにしてセンターに乗って体重移動でターンのきっかけつくって、かかとよりの雪面からの力を感じながら、自然に板がたってゆるやかな弧を描いてターンするイメージなのか。筋力よりバランス。母子球に乗って上下の抜重でテールをズラして滑っていた時より体の負担も少ない感じ。コブを果敢にトライしなければ快適なのだ。コブは横滑りでズラしてズラして安全第一。シニアでもそこそこいけるのは板と靴の道具の進化だな。ま、でも、ワタシ、午前中滑ったらもう充分満足。お昼の休憩でバックルを解放したら、もうバックルを締め付けたくないのだな。それにしても、スキー場の建築は、もっとオトナな感じにならないものかね…..。
昼過ぎにスキーを終えて、近くの温泉に入ろうとしたら、マゴたちが熟睡してしまったので、1時間30分ほどそのまま運転して、寄り道し、湯の山温泉のアクアイグニスまで走ると、ちょうどお目覚めタイムになった。なかなか素敵な建築。そしてエエお風呂。露天風呂が横並びでひとりずつ入れて、水平に伸びる高速道路と垂直性の柱と斜張橋の構造物を眺めながら湯船に浸かるのが、独特な瞑想感があってオモシロイ。そういえば、車に自動運転的な追従装備が進化して、衝突の不安が減少し、岐阜日帰りスキーで、こんな寄り道しても、疲労感はいままでの半分以下。さまざまな道具の進化が、さまざまな楽しみ方に繋いでくれる昨今だな。
なんて、先々週のコトを思い返してみたが、あの24日のスキー場の食堂で、ひょっとすれば、大阪のライブハウス感染のような可能性もあったわけで、遊んで楽しむ場所に、こんな感染という、新たな危険性が潜んでいる時代なんだと、家族や自分のコトを心配するだけでなく、学校とか会社とか国家とか経済とか、フツウに通勤通学しフツウに経済活動していた当たり前が、まったく当たり前でない姿に直面し、なので、ちょっと立ち止まって、考えてみる機会なのかね。