ノリつっこまない、せいろん。コーンフレーク、モナカ。

どんよりした日曜日の朝。寒いような寒くないような。そうそう、土曜日の夜、吉野檜の坂本林業のサカモトさんのご縁で、竹中工務店の設計部の若い数名の方々を中心とした集まりがあり、うちの家で、何度か宴を催しているのだけれど、「テクトニックカルチャー」という建築の難解な本を、章ごとに担当者を決め、読解しながら、それをネタに飲んで食べるという、建築好きの、ヘンな宴会で、それが、午後5時過ぎから、午後11時過ぎまで、食卓のテーブルを囲んで、座ったまま延々と話と宴が続くわけで、料理を造ってくれている、うちの奥方は、呆れかえった顔で、眺めていて、その呆れ顔を見るのが、毎回楽しみだったりする。

食卓のテーブルの前にテレビがあり、それにパワポや写真を映し、食べて飲みながら、あーだこーだというわけで、こういう遊びの会は、難解でまともな話の途中に、つっこみが入り、話が脱線し、あちらこちらに飛びまくりながら、共感しあえるのが、面白いのだろう。緊張と緩和、繋がりそうもない話が繋がっていく意外性もエエのだろうが、建築好きで真面目で遊べる若い方々のお陰で、こんなちょっとためになる楽しい時間を持つコトができて、皆さんに感謝なのだ。

なので、こんな土曜日の次の日の日曜日の朝は、自転車に乗って運動する気が全くなく、というより、ダラダラ朝を過ごすのが、心地良い日曜日の朝で、スーパー銭湯に行って、室内ジムで30分ほど体動かして、お風呂入って、サウナ入って、水風呂入って、サウナハイな午前中が過ぎていった。夕方、コトバノイエのカトウさん夫妻が、「まちのえんがわ」の本を一部入れ替えにやってきた。「まちのえんがわ」の本は、コトバノイエの出店のようなもので、古本として購入できるので、気にいった本があるようでしたら是非。最近PayPayでも購入出来るようになった。

カトウさん夫妻とアオキさんを交えて、うちの家で、一緒に食事を共にする。あらやこれやの四方山話をしてたら、M1選手権が始まって、漫才をテレビで見ながら一緒に過ごす、なんとなく不思議な日曜日の夜だった。

ペこぱの「ノリつっこまない、せいろん」なんていうのが意外性があってオモロイ。暴言のようなコトバや行動に、「ノリつっこみ」をし、揶揄するところを、ノリつつ、つっこまず、正論を語って、同意するエエ人になる。みたいな感じなんだろうが、普段のコミュニケーションでも、そんな場面って、意外とあるような気がする。「笑い」の世界にも、まだまだ、新しいスタイルが存在するのだな。ミルクボーイの「コーンフレークとモナカ」という、誰もが親しみながらも、なんとなく感じている、違和感のようなものを、面白可笑しく可視化し、共感を得る笑いっていうのが、清清しく、後味が良いのがエエのだな。チャンピオンになる姿に、グッとくるところがあって、笑いのイノベーションなんだろうか。

建築の世界にも、住宅の世界にも、「こんな新しさ」が、まだまだあるのだろう…..。