「シンケン」と「キムコー」

ミカンの丘と名付けられた、緑に囲まれた広大な敷地に、会社を移転して2年になるそうで、素敵な木造大型建物の中に、事務所機能とともに、暖炉のあるラウンジや、お洒落なバーかウンターがあり、そこで、ハートフルな懇親会を開いて頂いた。思い返してみると、どの家も、メーターモデュールと低い2300mm程度の階高が共通で、杉集成材あらわし。Jパネル素地の天井と床。モイスの壁と一部天井。全てがアイランドプロファイルの木製建具で、大きさも数種類に絞られていたし、内と外の繋がりを大切にするエエ開口部ばかりだった。ソーラーユニットが必ず付くことで、仕切りのないオープンな間取りでありながら、温熱環境にも優れていた。どの家も道路に対して角度が振られた配置計画と、それによってうまれる家のプロポーションと植栽とデッキが、周辺の住宅との差別化にもなっていた。

鹿児島peach日帰り往復の、次の日は、「キムコー」の忘年会だった。がんこ寿司の副会長さんのご縁で、平野郷の蔵で、毎年、忘年会をさせて頂いて、もう何年になるのだろうか。いつもながら、皆が、飲んで食べて、笑顔でいる姿が、コスパの良い美味しい料理とこの空間のお陰でもあるのだと、隣の席のコバヤシくんと、そんな話で盛りあがった。女性社員が増えて、職人気質で男臭い雰囲気が、和んだような気もするが、いや、最近のうちの女性社員の方が、職人気質なのかもしれない…..。社員と大工さんと手伝いさんの構成の変化もあり、Reborn「再誕生」したい気分である。と挨拶をした。2次会は、久しぶりに深夜まで、加工場BARで、大工さんたちと一緒に飲んだ、令和元年木村工務店忘年会。

それにしても、「シンケン」のように、「キムコー」も、スタンダードナンバーを使って、アドリブ演奏に挑戦してみたい!と、そんな新築設計施工住宅を造りたくさせる、鹿児島の旅だった。