ブランド力。
建築家矢部達也さんによるケンチクイスのワークショップがあった日曜日。今年は、90cmのカウンターに合うハイスツールで、うちの家のキッチンカウンターも、かつて、ワタシたち家族が住み、今は長男家族が住んでいる家のキッチンカウンターも、その高さは90cmで、その高さに合う椅子が意外と少ない。うちの次男などは、180cm角で高さ90cmのキッチンカウンターが、勉強机で、大学受験勉強のほとんどは、そのカウンターで、勉強をしていた。高さ90cmのカウンターとハイスツールは、わりと、居心地が良いのだ。
そうそう、数ヶ月前、ヤベさんのケンチクイスワークショップが、無印良品の堺北花田店で、開催されることになり、キャンセル待ちがでるほどの人気だったそうだ。なんというか、「ブランド力」って凄いよなぁ…..て、あらためて思う。「まちのえんがわ」のワークショップで、試行錯誤しながら、何度もトライしていた、左官山本組による泥団子のワークショップも、無印良品で開催されると、何十人ものキャンセル待ちがでるほどの人気だったようだ。
「木村工務店」と「無印良品」のブランド力の差は、確かに歴然としていて、それは、信用と信頼の差だろうし、ひいては、企業理念と組織能力とその可視化の違いにもなるのだろう。ま、そんなコト、少々真面目に考えてみるものの、それでも、「まちのえんがわ」ワークショップから生み出された、ものづくりのワークショップが、より多くの人と分かちあえることに、喜びを感じる部分も多く、これからも、細々と、加工場から、新しいワークショップを生み出していこうとおもう。
そういえば、このケンチクイスワークショップに、来週4歳になる、マゴのイッケイが、参加し、造りたいと言い出して、まだ、「ヤベさんって、人間?」って聞いてくる子供なレベルなので、イッケイのママが、フルサポートをするつもりで、参加してみると、ほとんど、イッケイママが、作業し、その横で、差し金を持ったり、インパクトドライバーに手を添える程度のマゴイッケイを、ワークショップのファッシリテータの立ち位置のワタシとして、見守っていると、どうしても助けたくなって、多くの人が言うように、マゴのカワイさっていうのは、特別なんだろうが、ファッシリテータの役目を放り投げて、その作業を手伝い始めると、どんどん、ワタシの作業率が増え、ある瞬間、気が付いてみると、そして誰もいなくなって、ワタシひとりが、作業しているという、あるあるな状況で、ま、そんなのを、楽しめるのが、まちのえんがわワークショップの良さなんだろう。
ワークショップ終了後、ヤベBARを開催したが、なんだか、身内だけの忘年会になってしまって、それはそれで、ほっこりとした楽しい時間だったが、オトナの世界を垣間見ようとして、自分が造ったかのように、ケンチクイスBB4のハイスツールに、正座をするマゴの姿を見て、来年も、何人かの方々のために、ワークショップを頑張ってみようとおもえた、日曜日のワークショップだった。