道頓堀・味園・米子・松江

ひょんなコトから道頓堀の川沿いに佇む。学生の次男が、道頓堀川を調査したいらしく、川沿いでスケッチのようなコトをしていたらしい。そこに合流した奥方から、呼び出されて、たまたま地下鉄に乗車していた時だったので、難波駅で降りることにした。

外国人客が増えたので、戎橋のグリコの看板や道頓堀川沿いの遊歩道は、迂回するか、通過するだけで、ゆっくりその場所に佇むコトなどなかったので、川沿いの手摺にもたれかかりながら、行き交う観光ボートの、外国人客の楽しそうな様子や、きらびやかな電飾の看板と、その光で川面がキラキラしている様子を、なーんとなく眺めると、結構楽しい。となりでは、ガイジンも、同じように手摺にもたれ掛かっていた。

  

この場所が、なんとなく、道頓堀渓谷のようにおもえてきて、渓谷沿いの紅葉のように、「電飾の紅葉」を眺めて気分が高揚するのが、この場所に佇むひとたちの気分なんだろう。地元のワタシたちの居場所がないのが残念で、それは、川沿いのお店が、観光客相手の店構えだからだろうが、ガイジンとニホンジンが混在し、観光客と地元の人が同居する、そんな道頓堀川沿いになれば、もっとエエのにとおもえた夜だった。3人で、はり重の定食を食べて帰る。

橋本健二を偲ぶ会というのが、味園ユニバースであったのが、今週。コップ一個だけが置けるバーかウンターを造って、海に設置したり、スタンダードブックストアーに設置したり、木村家本舗で設置したりと、そういえば、ミラノサローネで展示した結界も木村家本舗で再現したりした。ハッシーのアイデアの実現に、何度かお手伝いさせて頂いたが、もう、その発展形に関われないのが、ちょっと寂しい。それにしても、亡くなってからの、還暦誕生日のお祝いに、こんなに沢山のひとに祝ってもらえるのは、凄い事だな…..。そうそう、先日、木村工務店で、Barエニグマに、橋本健二Barカウンターを設置したので、よろしければ是非。

 

 

さてさて、皆生温泉の菊竹清則が設計した東光園に宿泊している日曜日のいまとここ。ひょんな事から、自転車を通じて、しまなみ海道の生口島の宿Linkで知り合った、米子の歯医者のSさんにアテンドしてもらいながら、同じくその宿で知り合った湘南に住むHさんと、米子と松江をライドするために、遊びに来ている。


↑  山陰の海岸沿いを走る

↑ 松江の武家屋敷の蕎麦屋で出雲蕎麦を食べる。

↑ 屋根が美しい菊竹清訓設計の島根県立美術館

↑ バリスタのチャンピオンがいる松江のカフェ


↑ ミュシュラン一つ星の日本料理店で食す。

そういえば、土曜日のラグビーワールドカップの決勝戦は、米子の東横インのベットに腰掛けながら湘南のHさんと一緒に観て、決勝戦の白熱した試合とともに、このシチュエーションこそが、記憶に残る想い出になったが、今日は、米子の大根島から山陰の海岸沿いを走り、松江のまちに辿り着いて、武家屋敷の蕎麦屋で出雲蕎麦を食べ、松江城を見学し、その天守閣から望む、島根県立美術館の美しい屋根をみて、おもわずその美術館までライドすることになった。菊竹清訓の晩年の設計らしい。バリスタのチャンピオンがいる松江のカフェで、濃厚なエスプレッソと雑味のないあっさりして甘みすら感じる珈琲を飲んで、最後のライドをし、ほっとしようかとおもったら、最後の5kmほどは、土砂降りの雨に見舞われて、びしょ濡れになってしまった。それにしても、昨晩と今晩の二日間、地元の美味しい刺身で、心洗われる気分の米子の夜。

道頓堀・味園・米子・松江と、それぞれの個性的な、界隈に身を委ね、無意識に抱いていた、ちょっとした執着から解放されたような、そんな気分になれた、今週だった。

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