秋の夜長を庭で一緒に過ごす。

写真家多田ユウコさんによる、写真ワークショップがあった、日曜日。木村工務店の向かいにある、木村家を撮影場所として、建築写真を撮影するワークショップを開催してみたい!と提案されて、それぇ、ちょっと面白そう、オッケー!と、躊躇せず返答し、奥方にそのコトを伝えるのを忘れていると、数日して、「あんた!、なに、かんがえてんのぉ!」「自宅を撮影現場にしてどぉすんのぉ!」「だれが、かたづけと、そうじ、するのぉ!」と強くアピールされ、間髪を入れず、ゴメン!と謝って、確かに、そうやな! みたいな、間の抜けた返答をすると、寝室と洗面お風呂だけは、絶対アカンで!と、大阪のおばちゃん的突っ込みの、ま、しゃぁないわ!許しといたるわ!的同意を得たものの、9人の参加者があり、流石に、数日前になると、家の見学とは違う、緊張感のようなものが漂って、掃除だけでなく、家族写真とか、本の置き方とか、その他、なんだかんだ。整理整頓するだけで、精一杯なのに、そのうえに、ワークショップ終了後には、木村家のガーデンで、ビヤガーデンをしよう!という提案まで、快く受け入れてしまったものだから、庭の掃除と机と椅子の準備に、夜の照明計画とその設置作業に、追いたくられ、時間が差し迫ってきて、ワークショップ開始時刻の13時に少々遅れてしまう、てんやわんやな日曜日の午前中だった。

建築の設計の方が3名、木製建具屋さんが1名、吉野檜の製材所の方が1名と、建築のプロの参加者だけでなく、小学校3年生男子がお母さんと一緒に参加してくれて、シニア-な女性や、家を施工させて頂いた、ご主人、同じく施工させて頂いた別の家の奥さん、と、多様な年齢の男女が一緒にワークショップを体験出来るところに、建築写真撮影の面白さがあるのだろう。撮影後の講評会での、それぞれの個性の違いと、あらためて、プロの建築写真の、上手さを知った、そんな建築写真を撮影するワークショップだった。

「木村家ガーデンでビヤガーデン」なんていうタイトルで、その後の懇親会を開催したのだけれど、2010年から5年ほど続けた木村家本舗というイベントで、昼や夜のガーデンパーティーを何度か開催していたので、気軽に考えているところもあったが、いざ、その日が近づいてくると、雨が降るのか降らないのか、そんなコトが気になるだけでなく、庭を開放してみるコトに微妙な億劫感みたいな気分が増大し、やっぱり4年間のブランクというものが、ヒトに躊躇みたいな気分を増幅させるのだとおもう。

   ま、そんな感情と付き合いながら、ぐたぐた感を、なんとなくやり過ごし、いざ、開催してみると、おもいのほか沢山の方々に参加頂いて、その、赤ちゃんから子供からシニアまでの老若男女が、ゆるやかに動く姿と、それぞれの会話からうまれる話し声の響きが、コートハウスの草木と建築とビールと食事とに、絡み合いながら、発散される、その波動が心地良く、秋の夜長を庭で一緒に過ごした皆さんに、とっても感謝したい気分。Thanks!

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