4懇親会
生野区のさまざまな協会の総会と「生野区ものづくりセッション」と「まちのえんがわワークショップ」が、ひしめき合った今週。
そうそう、その総会で、公衆浴場の経営者の方とお話しする機会があって、先週の日曜日の朝風呂が混雑していた印象が残っていたので、日曜日の朝風呂とかいっぱいですよね。なんていう話をすると、その方が、このごろ意外な時間帯にお風呂がいっぱいになることがあって、それが、午後の2時頃から午後5時頃だったりし、仕事をしてない人たちが、そんな時間帯にお風呂に入って、そのあと居酒屋で食事したりして….。へぇ…。それって、温泉宿でのスタイルですよね。と返すと、午前10頃にいっぱいの喫茶店もあって、朝食と昼食兼用で、モーニングを食べて、昼からお風呂に入って、夕方居酒屋に行くっていう、ライフスタイルが、定年をした人たちにあるのですよね….という。高齢化社会のライフスタイルの変化が、ビジネスの在り様も変化させていくのだろうなぁ…。
昔、東京で銭湯に入ったら、メチャクチャ熱くて、ビックリしました!ってワタシがいうと、その方が、なんで、東京のお風呂が45度近くの、あんな熱いお風呂か、大阪人の私には理解できないけど、大阪のお風呂文化と東京のお風呂文化の違いがあって、大阪は、まずかけ湯して、お風呂に入って、気持ち良くなってから、洗い場で体を洗う、かけ湯の文化やけど、東京は、まず洗い場で、綺麗に体を洗い流してから、湯船に浸かる。大阪の人が東京のお風呂入る時に、かけ湯して、いきなりお風呂入ったら、イヤな目で見られるでぇ!洗い場で体を洗ってから入らないと….。
それで、大阪のお風呂の縁には、腰掛けるところが、あるけど、東京のお風呂は、またいで入って、腰掛けるところが、ないのですわ。と仰る。そういえば、銭湯で、湯船の縁に、股間にタオルをあてがって、腰掛けて、四方山話をするっていうのが、銭湯を楽しむスタイルのひとつだが、東京では、湯船の熱い湯に、ぐっと我慢しながら入るっていうのが、ひとつのスタイルらしい。お風呂で、友達どうしや、初めての人とも、気さくにコミュニケーションするっていうのは、建築的な腰掛ける湯船の「縁」があってのコトなのか…と考えてみた。
土曜日の、ものづくりセッションでは、サンダル製造販売のリゲッタのタカモト社長が、エネルギッシュなので、そのオーラに皆が引っ張られるところがあって、生野区の老舗の企業の代表が、ロート製薬さんだとすれば、そうそう、この生野区の総会で、ロート製薬の会長さんとお話しする機会があって、流石だなぁ…とおもったが、生野区の若手の代表企業がリゲッタさんなのだろうし、そのタカモト社長のエナジーが「ものづくりセッション」を活気づけ、プレゼンテーションと懇親会を楽しいコトにしてくれているのだと、おもう…。
植景研究所という肩書きを持つ家谷さんによるワークショップがあった今日の日曜日で、アルミの板をトントントントンと叩き続けて、植木鉢を作るワークショップなんだけれど、皆が、取り憑かれたようにひたすら叩き続ける姿が印象的で、トントントントンという音の洪水の中で、覚醒してくるような、そんな心地良さに包まれたワークショップだった。その後の懇親会は、夜遅くまで続き、初めての人、顔見知りの人との、まさしく、リラックスした、夜の、懇親のスペースとなった。
懇親会が4回あった週で、それぞれが、まったく違うタイプのコミュニケーションの場で、こんな場を通じて、学んだり、生きるエネルギーになったりするのだろう。