5月12日日曜日母の日
とっても長いゴールデンウイークが終わり、いきなりトップスピードで走り出すのが工務店流なのだろう。今日は、社員の現場監督ナンバくんの結婚式があった日曜日で、なんと1985年5月12日日曜日母の日が、ワタクシたち夫婦の結婚記念日で、2019年と1985年の違い、令和と昭和の違いがあるものの、偶然、全く同じ日を、結婚記念日として共有することになった。そうそう、大安と先勝という六曜の違いもあるけどね。とってもフランクで現代的な結婚式と披露宴で良かったが、ワタシにとっては、34年の歳月を振り返ってみる機会にもなった。
昭和な時代は、結婚式を挙げ、新婚旅行に行き、入籍する。なんていう流れだったが、最近は、うちの長男も含めて、まず、入籍し、一緒に暮らし、結婚式や披露宴を挙げ、新婚旅行に行く。なんていうのがオーソドックスになってきたようだ。儀式としての結婚式や披露宴からフランクでエンターテイメントな結婚式になってきたし、それなりにクオリティーが高いビデオ映像を、自分達で製作し、会場に流し、列席者を映像で楽しませてくれるのは、新郎新婦の人となりや、家族や、友達の様子が解かって、楽しい。映像を誰もが簡単に作れる技術が、プレゼンテーションに革命をもたらしたのだろうし、それと、写真撮影タイムが、どんどん増えて、それが、披露宴のなかで、違和感なく、エンターテイメントされているのが、いま。なんだろう。
主賓の挨拶を頼まれるのは、嬉しい気持ちもあるが、ちょっと辛くもあり、会社の社員や協力会社のひとたちの前で喋るのとは、全く違う、結婚式独特の緊張感があって、一週間ぐらい前から、微妙に緊張が始まり、仕事の合間の時々に、どんな挨拶にするのがエエか…と、ふと浮かんできて、式の2,3日前は、今の時代、結婚披露宴は、なかってもエエんとちゃう…。みたいな、至極個人的なプレッシャーで、ネガティブ掛かってくる始末で、当日の、結婚式場でも、なんとなく落ち着かなく、ましてや自分の挨拶までは、お酒を飲んでリラックスする気分になれないわけで、披露宴開始直後の挨拶で、結婚披露宴の雰囲気をだいなしにしてしまうかも…なんていう、今日の日曜日の朝から、挨拶直前までの、ワタシの心模様のオモロイコトオモロイコト。
挨拶を頼まれると、どの披露宴でも、前日までの、なんとなく、億劫な気分が、披露宴に参加し、挨拶が終わると、新郎新婦やご家族や友人たちの、幸せのエネルギーをいっぱい浴びて、列席して良かったなぁ…という気分になり、それが、結婚披露宴がもつ、独特の緊張と解放の連続性による、ちょっとした「ハイ」なんだろう。
昭和な時代は、男性社会で、妻が夫をたて、妻が一歩引いて夫を支えるのが、夫婦円満な時代だったのだろうが、平成から令和になって、より女性が活躍する社会になっていくだろうし、夫が妻をたて、夫が一歩引いて、ゴメンっと云って生きていくのが、令和な時代の、夫婦円満のための、夫の在り様なのかもしれないと、ワタクシの、34年間の、オクガタとの関係性を翻ってみて、そんなコトを感じ、挨拶に織り込んでみた。
5月12日日曜日母の日の結婚式と披露宴という偶然の共有のお陰で、あの日の、ワタシとオクガタの、祖父母の喜んだ姿や、両親の思いを再体験する機会に恵まれた、そんな社員ナンバくんの結婚式と披露宴だった。おめでとう!