しんどたのし
今週から、新年としての仕事が、スタートし、1週間近く休んだ後でもあり、それに、年末には、大掃除をし、会社や倉庫や机回りが綺麗になっているので、なんとなく、会社全体に、心のリフレッシュ感が漂っていたりして、ゴールデンウィークやお盆休暇とは、休み前に、整理整頓と大掃除をすることが、大きな違いで、意外とそんなのが、心のリフレッシュに大きく影響しているのだな。と感じさせるような年始の雰囲気だった。
新春の心のリフレッシュ感はあるのだが、心身といわれる、心と体の一体感としての、体は、少々運動不足気味で、唯一の運動としてのロードバイクも、昨年の10月11月12月の3ヶ月間で、4度ほど、しかも短い距離しか乗っておらず、お正月に、何十年もやり続けていたスキーも、昨年と今年はやらずじまいで、いま思うと、新年の初めに、スキーで、体に負荷をかけることで、「心身」としてのリフレッシュを計っていたようにおもうわけで、3日宿泊した伊勢志摩のホテルにジムがあり、4日の早朝に、自転車を漕いでみたが、初体験だったので、運動になったような、なってなかったような。
そんなこんなで、正月前後の食べ過ぎと、運動不足で、なんとなく、体のフラストレーションがあり、かといって、寒いので、ひとりで、外に出て、自転車で走るメンタリティーの強さもなく、そこで、土曜日の夜に、同級生に、お誘いのLINEをしてみると、ワタシを含めた4人が、同じような心境だったようで、あっという間に話がまとまって、日曜日の朝からライドする。
家を出て、久宝寺緑地から八尾の寺内町を通り抜け、葡萄坂下のセブンで待ち合わせをし、葡萄坂から、のどか村を通って、信貴山朝護孫子寺に参拝する。正月明けで、意外と参拝客が多いのには驚いたが、霞立つ大和平野と山々の眺めが心地良い。自転車に乗るようになってから、一年に数度、信貴山朝護孫子寺をお参りするようになったが、虎の大きなオブジェが、印象的で、聖徳太子が物部守屋を討伐するための戦勝祈願をすると、寅の年の寅の日の寅の刻に、天空から毘沙門天があらわれて必勝の秘法を授かった。とあり、そういうのが、ちょっと不思議な気分にさせるお寺で、本堂に、オン・ベイ・シラマンダヤ・ソワカという、コトバを唱える張り紙があって、それも不思議でオモシロイ。
堅上の方へ下って、猪の檻がある葡萄屋さん横のビュースポットで休憩し、遠くに見えるPLの塔を眺めながら、国分の方へ下る。国分から竹之内街道を登る。日本最古の官道といわれるだけあって、独特の雰囲気があり、自転車を漕ぎながら、時折、古代にタイムスリップし、物資や文化を伝えた人達が行き交う姿が、見え隠れするような、そんな気分にさせてくれるのが、なんともいえず好き。道の駅で休憩したあと、太子カントリーの横を通り、南河内郡の河南町の方へ下って、いちご農家が造る米粉パンの米夢で、ようやく食事にありつけた。
この辺りを走ると、PLの塔が、あちらこちらで、出現し、眺められるのが、好きだが、それにしても、PLの塔の作者は凄いよな。太陽の塔も不思議だが、あのPLの塔ほど、不思議なものはなく、あんなのを、あの大きさのランドスケープとして、作れる勇気が凄いよな。石川と大和川を通り瓜破斎場の横を通り抜け平野から家に帰りついたが、それにしても、「しんどいけどたのしい」新春の初ライドだった。