モノ語り。

久しぶりに「まちのえんがわ」で、ワークショップがあった、心地良い秋の日曜日。台風の影響により、10月のタイルワークショップは中止となり、来週の11月25日に延期で開催する予定なのだが、今日は、ランドセルを製作販売する「ランドセル工房 生田」さんとのコラボ企画で、昨年に引き続き2回目の開催となる、ランドセルスツールを製作するワークショップがあって、生田さんで、ランドセルを注文した親子だけが、参加出来る、スペシャルなワークショップだった。

午前中に生田さんの工房で、革の取っ手とポーチを製作し、昼から木村工務店の加工場で、ランドセルを掛けるスツールを製作するのだけれど、親子で一緒に製作する姿を見ていると、確かに、親子の共有体験が出来る、記念日的な時間のひとつに、小学校に入学する前の、この一生に一度の、ランドセルを購入する時期があるわけで、親子で、ランドセルを掛けるためのスツールを造る体験は、子供達にどんな記憶として残るのだろうか….。これからの将来の夢と希望を持つ子供さんのために、プレゼントするランドセルと、それを掛けるスツールを、一生懸命製作するお父さんやお母さんの姿が、独特の空気感に包まれるワークショップへと昇華させているのだとおもう。

「モノ造り」に対して、「モノ語り」があって、「ブランド」となるそうで、手作りの革のランドセルに、ある、ひとつの、モノ語りが付与される、そんなお手伝いが出来ることが、とっても嬉しいワークショップだった。

そうそう、ここ1ヶ月ほど、土曜日の夜に、遅くまで飲む機会が続いて、日曜日の朝に、自転車に乗る気力を全く失っていて、それに、なんとなく、夜の食事で、食べ過ぎたりしていると、数日前に、体重計に、2ヶ月ぶりに乗ってみると、あっっと2㎏も体重が増えていて、「見守る」っていう行為が、日々必要だなぁ…と、切迫感を伴って感じるわけで、昨日の夜遅く、テレビの、お笑い向上委員会や、テニスや、ラグビーを見入ってしまう土曜日の夜だったが、早朝、突き上げるような気持ちで、起き上がって、自転車に乗った。葡萄坂からのどか村、朝護孫子寺にお参りし、竜田古道里山公園手前のお気に入りの葡萄畑のビューポイントで休憩する。朝の霞立つこの時期の大和盆地は美しい。冬に移り変わろうとする手前の、気持ちの良い秋の朝だった。

あいまいな紅葉のまま、先週から、庭に、落ち葉が大量に落ち始めている木村家の庭だが、家の引き戸を開け広げで、気持ち良く過ごせる、紅葉前の11月初めに、写真家の多田ユウコさんに、リフォームした家を撮影してもらった。その写真が今週出来てきて、カメラマンの目線で撮影された家を、あらためて眺めてみると、もはや、建築的に修正することが出来ないのが、どうしようもないコトで、ここなぁ…なんていう気持ちも湧いてくるが、せめて、インテリア的なモノは、まだ、なんとかできて、こうしといた方が良かったか…なんて、ちょっと後悔したりして。

そうそう、ロードバイクの置き場所に意外と悩むわけで、玄関に置こうとすると、奥方の猛烈な反対にあい、そこで、ダイニングの南側に、縁側のように残されていた、外部空間があったので、雨が掛からないようにして、目立たないようで、ちょっと気にかかるような置き方にし、奥方の合意を得たが、当たり前のコトながら、モノが、その家の空気感のようなものをつくる一部でもあるわけで、モノ語りになれるようなモノと、モノの置き方。モノへの光の差し込み具合。そんなのを、な~んとなく考えてみた、秋の日曜日だった。

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