巡る。

連休が、2週連続で続く9月。土曜日に打ち合わせが多く3連休とはならないが、たまたま、自転車に乗る連休となって、奥方とウィリエールのキタムラくんと3人で安曇野に行く。昨年に引き続き2度目だが、今年は、安曇野から松本までライドした。奥方が参加すると、40キロちょっとの距離を食べて飲んでブラブラするのが、丁度良く、集落と集落の間にある、稲穂が金色になびく田んぼや蕎麦の畑の間を通り抜け、町に入って、黒い松本城を見ると、ヒューマンなスケール感に、カワイらしさを感じる。それに比べれば、大阪城や姫路城は巨大なスケール感の良さなのだろうな。

途中から鰻を食べようということになって、自転車で走りながらも、口は鰻の口になっていたが、12時過ぎに、松本城下の、「うなぎのまつ嘉」さんに到着すると、既に売り切れだった。10時30分頃から入店待ちで並んでいるらしく、それに、鰻の仕入れが良くないときは店を開けないらしい。凄い商売だな…..。それで、まちをブラブラすると、閑散としているのかとおもいきや、インバウンドの観光客が多いのに、凄いねぇ…..と感心し、アジア系よりウェスタン系が目立ったような気がしたが、それに、シニアな日本人カップルが多かったなぁ。そうそう、伊東豊雄の松本文化会館も外観だけみたが、周辺環境を知ると、なぜあの外壁なのかと考えてみた。

安曇野の二日目は、木崎湖から白馬まで往復50Km弱をやっぱり食べたり飲んだりしながらライドする。宿泊した「宿なごみの」の料理は美味しく満足感があったが、前日に鰻を食べれられなかった口惜しさが、なんとなく口に残っていて、白馬では、蕎麦を絶対食べるぞ!みたいな口に、3人がなっていたわけで、ま、ちょっと卑しいといえば卑しいわけで、そんなのが人間の持つメンタリティーなのだろうが、食べログから「林檎舎」をチョイスして行くと、蕎麦って、あの、いつものつゆで食べるものとおもっていたが、くるみだれ蕎麦が美味しく、3人とも蕎麦の追加を頼んで、昨日の口惜しさから解放された3人だった。

冬は、何度も八方でスキーをしたが、夏の八方は初めてだった。八方は、日本で一番良いゲレンデスキー場だとおもうが、夏は閑散としていた。みそらの地区の「サウンドライク」で珈琲とケーキを並んで待って食べたが、それでも、夏の白馬のまちに軽井沢のような活気はなかった。橋から眺める夏の八方も独特にエエ感じだし、意外に、オリンピックジャンプ場が良かったが、八方が、軽井沢になりえないのは、なぜなんだろうかね…..。まちと建築のありようが、なんとなく、いまいちな気がしたが、何を変えれば良いのだろうか…..。夏向きな建築じゃないのだろうし、住民の意識にも、何かの違いがあるのだろう…..。なんて、そんなことを考えながら、白馬のまちを自転車で巡った。

ここ数日、雨が続き、台風被害の養生作業が何軒か残っていて、養生作業中に落下した職人さんがいた。というよその職人さんの情報もあって、うちの職人さんたちに聞くと、足に力がメチャメチャ入ってますわ!と云っていて、養生を焦らず無理せず気を付けよう!と申し合わせたりした。そんななかの、連休日曜日の今日の早朝は、久しぶりに天気が良く、先週に自転車は乗ったが、奥方と一緒だったので、距離は走れず、それに、食べて飲んでで、消費カロリーより取得カロリーのほうが圧倒的に多く、運動になった気がせず、それで、朝から自転車に乗る。

十三峠を越えて奈良に行ってみる。薬師寺の横を通り抜け、東に走る。しばらく走って、北向きに進路を変えて、奈良町を通り抜け、猿沢池をくるっと回って、奈良公園の中を突き抜けて、東大寺南大門の前にでる。9時過ぎ、ひとが多い。インバウンドでいっぱい。凄い。転害門を通り抜け、途中、植村牧場で休憩をすると、自転車乗りの地元の年配のおじさんが、何度も東大寺に行くけど、インバウンドが増えてから、朝の早い時間から観光客が多いわ。という。日本人の旅館の習慣やったら、朝、お風呂に入ったり、朝食ゆっくり食べて、ゆっくり宿を出るひとが多いけど、習慣が違うからやろね。と。なるほど。

奈良少年刑務所跡の奥まったところから、東大寺の屋根が綺麗に見えるよ!と案内してくれて、そのオジサンと別れた。それにしても東大寺の屋根は美しい。そのまま木津川を走り、流れ橋のところで、お昼前で、淀川を通って帰ろうかともおもったが、天気もよく、先週の影響か、もう少し距離を走りたい気持ちもあって、そのまま、流れ橋をわたり、伏見の寺田屋の前を通過し、伏見稲荷から三十三間堂を通り抜け、東山ドライブウェーを超えて、南禅寺の前に至る。カイジンがいっぱい。いろいろな民族のひとが、日本を訪れて、いろいろなガイジンと出会えるのは、エエなぁ…..と私はおもう。そうそう、流れ橋から広大な田んぼの中を抜けると安土桃山城を眺めながら走る場所があって、こんなところを通り抜けたであろう戦国時代の武将の気分に一瞬タイムスリップした。

銀閣寺横、金閣寺横、龍安寺横、仁和寺横を通り抜け、ようやく嵐山に辿り着いた。凄いひと! 河原のベンチで休憩するひとの、四分の一ぐらいが、外国の観光客なのが、国際的で、エエとおもう。それにしても、流石に疲れ、ゆっくり休憩した後、淀川河川の自転車道40kmほどをひたすら走り抜け、毛馬のこうもんから、大阪城の横を通り抜けて、家に辿り着いたのは午後6時すぎで、170kmも走ったのは初めて。少々、お疲れですわ。

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