春場所
早朝、司馬遼太郎記念館の前を通ると、道路に面して、黄色く咲く、菜の花の鉢植えがいっぱい。ここ数年、この光景を見て、春の到来を感じている。うちの会社の前にも菜の花の鉢植えを置きたい気分。自転車で、十三峠を越えると、ウグイスの鳴き声を聞いて、また春を感じた。途中のサンシュウの群落が黄色く咲き誇る姿を見て、またまた春を感じる。信貴フラワーロードを走り、信貴山の朝護孫子寺の境内に立って、霞たつ大和を眺めると、「霞たつ春の山辺は遠けれど吹きくる風は花の香ぞする」なんていう気分。山並みに沿って、霞が水平に広がる大和の光景が「日本的」を感じさせるDNAとして、日本人に埋め込まれているのだろうか。
今日の日曜日の午後からは、板金ワークショップがあり、銅板のレリーフを製作した。参加者の3名の方がリフォーム工事をさせて頂いた方で、そのうちの2名の方は、まちのえんがわワークショップの講師でもある。一名の方は、造園家で、リフォーム工事と新築工事をさせて頂いたお施主さんの弟さん。そのお兄さんの庭を施工もして頂いた。参加者の一名の方は、うちの保険の営業担当の女性。参加者の一名の女性は、まったくの偶然だが、うちの旅行会社の営業のひとの奥さんのお母さんだったと判明したのが一年前のコト。何度もリピート参加して頂いている。で、参加者の一名の女性は、なんと、私と全く同じ生年月日で、流石に、産まれた時刻は違うが、そんなこんなで、なんだか、とっても不思議なご縁で結ばれたひとが集まったワークショップだった。
夕方、未だに完成しない我が家の減築リフォーム工事だが、庭に面したデッキの一部に、アウトドアー薪ストーブを設置した。暖をとるというより、火と薪ストーブ料理を囲んで、さまざまなひとと共に、一期一会を楽しんでみたいという想い。数年前にネットで知った北海道にある新保製作所の薪ストーブだが、一昨年ぐらいに、硝子面積が大きなストーブが発売されて、それをみて、家の中でなく、デッキに設置したいと思った。夏前に注文し、半年ぐらい待って3月に到着、板金屋さんに、煙突工事をやってもらうために、仕事が空くまで2週間ほど待って、ようやく設置が完了した。ワークショップが終わったあと、火を入れて、付属のピザストーンを使って、ピザを試し焼きしてみた。さてさて、どんなライフスタイルとコミュニケーションに展開されていくのだろうか…..。
昨日の土曜日は生野区シティープロモーションという集まりがあり、そこで、生野区持続可能なまちづくり支援事業所としての「まちのえんがわ」をプレゼンする機会を仰せつかった。ところで、シティープロモーションというのは聞き慣れないコトバで、ネット出調べてみると…..。
シティ・プロモーションは地域再生、観光振興、住民協働など様々な概念が含まれています。シティ・プロモーションの捉え方は多々ありますが、その一つは、そこに住む地域住民の愛着度の形成と考えます。その先には、地域の売り込みや自治体名の知名度の向上と捉えることも可能です。
「地域の売り込みや自治体名の知名度の向上」というより、「そこに住む地域住民の愛着度の形成」というのが、キーワードだと捉えれば、なんとか納得できる。
そうそう、月曜日の夕刻。長年のお付き合いの協力会社イナバの営業のアガくんが、武蔵川部屋の食事会に、招待してくれた。間近で接する、武蔵川親方は、意外とカワイイ。沢山の若手相撲取りが周囲を取り囲むなかで、長男夫婦と孫と奥方と一緒に食べるちゃんこ。そういえば、春場所は大阪場所。まちでたまに見かける相撲取りの姿に、春を感じるのが、大阪人なのだろう。