関西間の間口1間半の長屋

DSC08660
DSC08664
DSC08668
DSC08680

間口が約 3000mm の小路東・O邸リフォーム工事のお引き渡しがあって、いわゆる2間間口といわれる建物は、柱芯芯寸法で3640mmで、同じ2間でも関西間といわれる古い長屋は、柱芯芯寸法で3940mmほどあって、約30cmほど広い。関東間の1間半=2730mmで、関西間の1間半は2955mmになり、この住宅は関西間の1間半の長屋で、約20cm広い間口に収納の余裕が生まれて、中央にオープンキッチンとテーブルを持つリフォームになった。

もともとは、明治時代に、1間=6尺で、1尺=10/33m=0.3030・・・メートルと定義されたそうで、通常は1間=6尺=303mm×6=1818≒1820mmとするので、間口2間の家は2×1820=3640mmという寸法を使う。910モジュールと云われている。

織田信長は1間を6尺5寸、豊臣秀吉の太閤検地で1間を6尺3寸としたらしく、6尺3寸の畳の大きさが入る部屋を通常関西間と称していて、柱が120角の間口2間の家の柱芯芯寸法は、畳の6尺3寸=1909mm×2枚=3818mmの畳が入る柱間が必要となるので、柱の120mmをプラスして、3818mm+120mm=3938mm≒3940mmが柱芯芯の寸法となり、柱が120角なら3940÷4=985モジュールで、柱が105角なら3818+105=3923mmになり、それを4で割って980モジュールとなる。

そんなこんなで、関西間の住宅モジュールで造った方が、ちょっと余裕があるヒューマンスケールな住宅になるのだなぁ・・・と実感した間口1間半の長屋のお引き渡しでした。

by シャチョウ

ゴリゴリ…ゴリゴリ…

こんばんわ。現場監督のトクモトです。
目神山・N邸新築工事は外部左官工事が行われました。
IMG_2477IMG_2479
IMG_2489IMG_2494
IMG_2769IMG_2748IMG_2785IMG_2773
掻落し仕上げは左官材を塗った日か翌日に3分の1から半分程度まで落としていきます。部屋の中にいると職人さんが左官を掻落とすゴリゴリとした音が鳴り響いていました。
今回は左官山本組の山本さんと施主様を交え、何度か打合せを重ね材料を選定していきました。仕上りは上々です!
byトクモト

輝ける闇

おはようございます。現場監督のオオムラです。
新今里SI邸リフォーム工事は、長い構造補強を経て、やっと仕上作業中です。
IMG_2099 
各業者さんが入ったり、出たり。
これから設備関係の器具付け作業になります。
残る工期もあとわずか。暗闇から手を伸ばせ!

今日もていねいに。byオオムラ

総力結集

好きな小説家はよしもとばななであります現場監督のナンバです。

小路東・O邸リフォーム工事では今日まで仕上げ工事のオンパレードでありました。

IMG_0317IMG_0333IMG_0341IMG_0355IMG_0367IMG_0383

電気屋さん、ガス屋さん、設備屋さん、内装屋さん、タイル屋さん、左官屋さん、板金屋さん、防水屋さん、塗装屋さん、美装屋さん、建具屋さん、家具屋さん、、、もちろん、大工さん。

etcでくくれないほど協力業者さん皆さんのお力添えがあってやっと家造りが出来るわけです。ありがとうございます。

お引き渡し直前。お施主様に喜んで頂けるか。。

楽しみです。

byナンバ

お引き渡し

こんばんは。設計のカワモトです。小路東・Y邸リフォーム工事のお引き渡しを行いました。
DSC05467
↑キッチンの横にはダイニングテーブルを置く予定です。以前はキッチンが奥の壁にあり、とても窮屈なダイニングキッチンでしたが、リフォーム後はキッチンとダイニングが一体となり、使いやすくなると思います。
DSC03286
↑以前のダイニングキッチン
DSC05491
↑ガス設備の取り扱い説明中です。施主様、現場監督のシノダさんと皆で説明を確認します。残工事は少し残りますが、無事にお引き渡しが行えてホッとしています。byカワモト

ラストスパート

豊中・Y邸新築工事では、お盆までのお引き渡しに向け大工のラストスパートです。
3階は仕上げを待つのみ
IMG_7611
1階2階は親方のフミノ大工が階段を架けて、モリ大工がすぐに養生しています。
IMG_46 IMG_45
あとは仕上げ業者さんに早くバトンが渡るように段取りも頑張っております。
byタツタ

過ごす

阿倍野区・H邸新築工事が着工いたしました。

ただいま絶賛配筋中です。

R0035408

いよいよ夏本番という灼熱の日差しの中、職人さんの手により順々に配筋されていきます。本当に暑い中お疲れ様です。現場の経験がまだまだ浅いので、見学させて頂くだけでもいつもとても勉強になっております。

話は変わりますが、昨日は海の日で連休だったので、長らく関西に住んでいなかった為、あまり知らなかった京都や兵庫の建築を巡って参りました。手始めに最近谷口吉生設計でリニューアルした国立博物館へ。

R0035289

建物はもちろんモダンで洗練されており文句なしです。それはさておき、博物館にはほとんど行く機会がなかったのですが、いざ行ってみると、昔教科書にあった様なものがこれでもかと並んでおり、思っていたより小さかったり、教科書の写真では想像し得ないくらい大きい仏像があったり、モノというのはやはり百聞は一見に如かずだなとしみじみ感じます。

そして京都は大徳寺高桐院、兵庫の浄土寺浄土堂へ

R0035347R0035384

見ることと理解すること、そしてつくることというのはある種のモノづくりにおける三位一体だと思うのですが、歴史を超える様な建築はその見ることを超えて過ごすことができ、それはそれはどちらも素晴らしいものでした。機会があればまた訪れたいものです。

 

by タカノリ

超ブロックWALL

こんばんは現場監督のシノダです。現場への移動中、どこからか祭り囃子が聞こえたり浴衣姿を目撃したり… いよいよ梅雨が明け、暑い夏がやって来るそんな気配を感じながら日々仕事に邁進しております。 先日、偶然の通りがかりで解体された隣の建物の壮絶なCBの壁を発見! コレあり?な迄に積み上げられてた。隣の家の残り香が残る刹那な風景、結構好きです。IMG_5882

さて、川西市・I邸リフォーム工事ではお引渡し直前の最終作業をしております。未だ雑然としておりますがこちらがキッチンからの眺め。(これはヨガマットじゃないけどヨガとかも出来そうな感じだなぁ)IMG_5875一概には言えませんが「家の守人は家人であるのではないか」と思う節もあり、ここ(キッチン)からの景色がいつも気になります。養生をめくり、仕上げ作業を一つずつ進めております。あともう一息です。

一方、小路東・Y邸リフォーム工事でも急ピッチで仕上げ作業中です。こちらは聚楽の壁の塗り替えの様子。この和室ももうじき息を吹き返します。IMG_5884さてともうひと仕事しようかな… 今日はこの辺で… by シノダ

現場のお昼

会社から電動ママチャリで、コーリアンタウンを超えて、弥生神社の横のイトチハさんのところで打ち合わせをして、その帰り道に、新今里・SI邸リフォーム工事の現場に立寄ると、お昼12時過ぎで、ササキ組の大工さんたちは食事が終わって休憩中だった。

こんな時間にシャチョウ!何しに来はったん!という声なき声に少々恐縮しながら、「ご苦労さま、調子どう!」とササキ棟梁に聞くと、「兎に角、暑いですわ!、考えるのん厭になりますわ!昼から足し算出来ませんわ!」って云う。

大工という職種の凄さは、他の職人さん以上に、頭で足し算や引き算や数字を扱って記憶しながら体を動かしているところにありそうで、それに比べて左官職人さんは大工さん以上により感覚的なところが凄いのだろうし…なんて考えた。

DSC08353
↑ 中空を見上げて寛ぐササキ棟梁。オーラありますわ。
DSC08351DSC08350
↑ 左はハニカムところがまだまだカワイイ、フクダ大工。右は個室で断熱材敷いて堂々と寛ぐタバタ大工。風格が出てきましたなぁ…。路地横に、今回のリフォーム工事で、わざわざ壁を空けて新設した窓から風が通り抜けて、気持ちエエです….って大工さんたちが云う。

そこから自転車で、清見原神社の前を通ったので、ついでに、お賽銭入れて、二礼二拍手一礼で参拝して、そのまま自転車で小路東・Y邸リフォーム工事の現場に立ち寄った。

DSC08363
↑ クロスの職人さんが、糊付け機をテーブルにして、弁当を食べてる姿がエエ感じ。「あっ、スンマセン」って言いながら、職人さんが弁当をよけようとしたので、「そんなん、気ぃ使わんと、そのまま食べてやぁ」っていうと、なんとなくお互いが「笑顔」。

by シャチョウ

歩く知恵の塊

こんにちは。嫌いな食べ物はゴマな現場監督のナンバです。

小路東・O邸リフォーム工事ではいよいよ終盤。

ノブヤマ大工による造作家具がバンバン作り出されております。

IMG_0309IMG_0314IMG_0317IMG_0325

 

猛暑はおろかここ数日酷暑なので扇風機は必須です。

さてさてふと脇に目をやると、作業の合間にパパッとこんなものが作られていました。

IMG_0321IMG_0322

 

直角に彫られた溝に刃が仕込まれております。

用途は限定的ですがこれがあるだけで作業効率がぐっと上がるんです。

市販の道具ではなかなか成し得ない絶妙な作業性。

急がば回れ。大工さんは知恵の塊やなあと心底感じました。

 

今週末?来週頭からは怒濤の仕上げ工事が押し寄せてきます。

 

どんなできあがりになるのか楽しみです。

byナンバ

1 82 83 84 85 86 168