囲まれ、開かれたL型

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

色々と現場が進んでおりますので、

今回は

西区・K邸リフォーム工事と

東大阪市・M邸リフォーム工事現場報告です。

 

西区・K邸リフォーム工事では、

現場監督の日高氏と大工さんと手伝いさんのおかげで

狭小住宅に造作家具が入り、

計画していた、小さな居場所が見えてきました。

↑正面の窓際に、造作家具のL型の畳ベンチ。

窓とベンチの関係がすごく良い感じになりました。

 

その素敵な窓際を囲う1200角の大きな机は、

広々として贅沢で、

お友達をたくさん呼んで、ご飯を食べたいなと。

私の家ではないのですが、

しばらく窓際でのんびり座りながら、想像を膨らませていました。

 

↑窓際のL型畳ベンチと、大きな机。

そのベンチと机の高さ関係の寸法は、通常より低めで設定しており、

重心が低い居場所に、ラワン合板の壁でぐるっと包んでおります。

 

↑キッチン前のL型に並ぶ、ワークスペースと作業台。

西区・K邸リフォーム工事では、ワンルームの空間に、

いくつかのL型で緩やかに囲まれ、開かれた居場所が点在します。

空間を完全に間仕切ることなく、曖昧に、大らかに。

曖昧に混ざり合う居場所は、今後の生活でも色んな発見や可能性があると思います。

 

 

↑こちらは東大阪市・M邸リフォーム工事です。

こちらもL型です。

元々住宅の駐車場だった場所を、施主さんの御親戚が一部整体院に改修し、

その整体院までのアプローチを設計しました。

 

↑奥に見える開口部が整体への入口です。

L型に道路まで伸びる板塀には、棚板がいくつか設けてあり、

施主さんの趣味である植栽を飾る予定です。

 

整体に通うお客さんだけでなく、

道を歩く人たちにも、少しでも楽しんでもらえるようにと、、、

素敵です。

L型に囲まれ、開かれた小さな居場所がまちなかに。

こういった小さな公共といえる居場所が

増えていけばなと思っております。

 

 

では。

byハヤカワ