第5回木村家本舗一日目(2014年10月11日土曜日)
□ BOOKS+コトバノイエ ANNEX
annex (?n醇Pks) 【名】: 別館. 離れ
今年もこの「別館」に、コトバノイエからたくさんの本を運びます。
このイベントのために今どんどん仕入れているところなんですが、ここでしか見られない本たちもけっこう揃うはずですから、ぜひお楽しみに。
?10月11日/12日/13日 木村家本舗 玄関ホール 11:00 - 18:00
残念ながら猫店長は出不精なんでみなさんとお会いすることはできませんが、店主ほか木村家本舗一同が、みなさまのお越しをお待ちいたします。
秋の一日を、のんびりといろんな本たちと過ごしていただければと思っています。
ブックリストは追って、また。
本のあるところ。
http://kotobanoie.com/
BOOKS+コトバノイエ 店主敬白
美船さんのマニフェスト:
鳥達はそれぞれの環境(土地の状態・特性)に合わせ、自身で運べる物(枝・枯草)を使い様々な「巣」を作ります。それらは鳥達にとって、生まれ・育てる為に必要な場だからなのです。
今回Yasutoshi Mifuneは、その法則に出来る限り従って、木村工務店の資材置場にある木材と自分一人だけで運べる自身の作品を「置くだけ・積むだけ」の構成で、まだ形としては見えない「新たな何か」が生まれる為にLiving Roomに「Yasutoshi Mifuneの巣」という一時的な仮設空間を作ります。
一時的な仮設空間は、個人的にとても興味があり、魅力的なものであります。常設でないという事は、厳密に言えば必要とされていない空間とも言えます。しかし、植物や花の様に儚くもあり、とても力強い・・・そして全く同じものが存在しないという魅力。通常の仕事内容と相反する事への憧れなのか・・・その一時的な仮設空間で、3日間デザインを考えたり、工夫してみたり、音楽聴いたり、絵描いたりして過ごしてみます。Yasutoshi Mifuneから既に生まれた卵(作品)と共に。
つまり今回の展示内容は、自分の作品で構成された空間で、デザイナー本人が過ごし「新たな何か」を生み出す様子・・・という事になります。生まれるかどうかは分かりませんが、そこに皆さんとの関わりも加わり「Yasutoshi Mifuneの巣」から「新たな何か」が生まれればと思っております・・・もちろん期間中は滑稽なポーズを要求する事もあります・・・他の事を要求するかもしれません・・・都合が悪くなったら何処かに飛んで行くかもしれません・・・なんせ期間中Yasutoshi Mifuneは「鳥」なので自由です(笑)
10月11日?13日まで木村家本舗でさせて頂く事になった「Yasutoshi Mifuneの巣」は実際に自分の作品(卵)を見て頂ける久々の場です。
一瞬の「儚さ・美しさ」と「滑稽」の混ざりあった記憶に残る場になればと思っております。
なんとなく「巣」の全貌が少しずつ見えてきたような。
なんかすでにミラノからオファーがはいってるみたいなんですが。
■ Yasutoshi Mifune の巣
■ 美船安利/MIFUNE DESIGN STUDIO
http://www.mifunedesignstudio.com/
■ 10月11・12・13日 木村家本舗 Living Room 11:00 - 18:00
"岡本太郎美術館"やPANTALOON"などで絵画作品を発表してきたアーティスト、笹倉洋平さんの初めての写真作品による個展
□ 写真展 えっちこうむてん by 笹倉洋平
今年の春、明治時代から続く古い木造の建物が解体されました。
元は小学校の校舎だったその建物は、最後はちょっとヘンテコな建築事務所でした。
解体が決まってから、古い梁や柱の一部を使った新しいヘンテコな事務所が出来上がるまでを、撮りました。
終わりと始まりの写真。
?10月11- 13日 木村家本舗 加工場ギャラリー 11:00 - 18:00
展示/構成デザインは、建築家の橋本健二さんです。
えっちこうむてん物語。
「えっちこうむてん」で、笹倉さんが撮影した建物は、この展覧会の展示/構成のデザインをお願いした橋本健二さんの仕事場でした。
その建物が橋本さんの事務所になる前は、橋本さんのお父さんの会社橋本工務店の倉庫で、その前は昭和の子供たちがそこで学んだ茨木小学校で、もともとは明治24年に京都御所の近くに新築された富有小学校でした。
橋本さんは、この明治の小学校だった建物を、1993年から「橋本健二建築設計事務所」として使われていて、あるときはBARとして、あるときはコンサートの会場として、そしてあるときは図書室という風に、常に人が集まれる場として開放されていましたから、私たちにとってもとてもなじみ深い場所で、そこに設けられた「BAR 橋本工務点」(10/12に木村家本舗登場するのはそのmobileバージョンです)で、橋本さんは2000年度のJCDデザイン大賞を受賞されました。
その大切な場所が、今年の春、取り壊されることになり、その過程と、その一部を取り込んで新たに再生された橋本さんの事務所までを、撮り続けたのが笹倉洋平さんでした。
建築写真のプロである笹倉さんのファインダーで切り取られた、100年を越えて生き延びた建築物が滅びゆく姿とその再生の物語は、その今はもう存在しない建物の「記憶」だけでなく、そこで繰り広げられたさまざまなシーンと、そこで時を過ごした人たちの未来を描いているように思えてなりません。そして、それこそが「写真」という現代アートのもつ力ではないかと思います。
この建物に思い出がある人はもちろん、そうでない人にも、この「終わりと始まりの写真」を、ぜひご覧いただきたいと思います。
■ えっちこうむてん ? 終わりと始まりの写真
■ 笹倉洋平/photo X 橋本健二/design
■ 10月11- 13日 木村家本舗 加工場ギャラリー 11:00 - 18:00
□ 素(もと)にもどる。 by 家具工房carula 神原慎一
無垢材や自然塗料だけを使ってオリジナル家具を製作する木工のクラフトマン神原さんに、木村工務店の初代、木村精一棟梁の手による和の空間を舞台にして、作品展示/空間構成をしていただきます。
?10月11- 13日 木村家本舗 和室 11:00 - 18:00
神原さんからのメッセージ:
carulaを始めてから模索しつつ様々な家具を作ってきました。
ようやく自分の色が定着しつつあります。
今作っているモノ、それは最初に思い描いていたモノです。
素の自分に、原点に戻って、初期の作品と現在の作品を見て頂こうと思います。
家具工房carula
http://carula-furniture.com/
素にもどる ? モトニモドル。
神原さんと今回の展示のことで打ち合わせしていたときに、今年で木工のことを志してから10年目なんだけど、やっと自分が最初に思い描いてたものができるようになってきたんですよね、ていう話があって、じゃそれでいきましょうか、スタートのところに戻る、あ、それって「元」っていうより「素」っていう感じですよね、なんていうことで、テーマとタイトルが一瞬で決まりました。
この「素」という字に、今の神原さんの心境があるんだと思います。
30歳というのは、クラフトマンとしてはたぶん遅いスタートじゃないかと思うんですが、それだけになおさら10年という時間は、貴重なものだったはず。
そのひとつの区切りの作品展を、木村さんのおじいさんが造作された和室で開催できるのは、われわれにとっても大きな楽しみです。
神原さんが魂をこめて造った無垢材の家具たちを、ぜひたくさんの方に見ていただきたいと思っています。
■ 素にもどる。
■ 神原慎一/家具工房carula
http://carula-furniture.com/
■ 10月11・12・13日 木村家本舗 和室 11:00 - 18:00
GREEN SHOP in 木村家本舗!
□ 家谷園芸店 by 家谷由起 / 家谷植景研究所
一昨年はどでかいプランターと植物マルシェ、昨年は"terra-cotta"として素焼きの器と珍しい観葉植物の激安販売でみんなの度肝を抜いた家谷さんが、今年は満を持して、3日間かぎりの本格園芸店をオープンします。
?10月11- 13日 木村家本舗 ガーデン 11:00 - 18:00
家谷さんからのメッセージ:
植物との暮らしって始まりと途中しかないからテーマもそうしました。
始まりのきっかけになればと、おもしろ店員がお待ちしております。
元バリバリ園芸店員のアッちゃんと現バリバリ園芸造園家のマキちゃんです。
めっちゃいい器とふつーの植物と、ちょっと変わった植物と、ええ感じの園芸グッズ売ってます。
家谷植景研究所
http://www.kawachi.zaq.ne.jp/ietani/
9月21日に「まちのえんがわ」で去年に続いて行われた写真ワークショップ「小路まちなみ歩き」の作品発表会です。
□ マチノイロイロイロ展 ? Photo Book Exhbition
このワークショップの講師は写真家の多田ユウコさん。
多田さんと参加者のみなさんが、まちのえんがわがある大阪の下町、生野区小路の町を歩いて、撮って、そして編集した写真を、それぞれのフォトブックに収めました。
?10月11・12・13日 木村工務店 3Fギャラリー 11:00 - 18:00
多田さんからのメッセージ:
まちのえんがわワークショップで写真集を作りました。
それぞれの視点が捕らえた小路の町並みをご覧下さい。
小さな本に小さな発見がたくさん詰まっています。
ひとりひとりに、ひとりひとりの風景があります。
みなさんの奮闘ぶりをぜひご覧ください。
出展者
エノモトマユミ / 小林弘幸 / 是和道哉 / 坂本好孝 / 高田有香 / とんちゃん / 船橋律子 / 福本一代 / Yukie Morita / 吉田薫(敬称略 順不同)
監修
多田ユウコ / 多田ユウコ写真事務所
http://www.tada-you.com/
□ 川田珈琲店 by 川田亮一
「まちのえんがわ」のワークショップなどではもうおなじみのバリスタ、川田さんが今年も美味しい珈琲を淹れてくれます。
10月11-13日 木村家本舗 ガーデン 11:00 - 18:00
いつものように、「挽く淹れる飲む楽しむ」。
秋の日の木村家本舗の庭で、香り高い一杯をお楽しみください。
川田さんは、もともとは木村さんとこのお客さん(施主さん)なんですよね。
そういうゆるやかな交わりでできている催しでもあります。
□ ヒルメシ/ヨルアテ by Kica x またたび食堂
いい時間を過ごすために欠かせないのが、美味しい食べものと飲みもの。
今年は、Kicaの伊藤さんとまたたび食堂の大山さんのチームに、そのあたりを全面的におまかせしました。川田さんの珈琲といっしょに、ぜひお楽しみください。
?10月11 - 13日 木村家本舗 あちこち 11:00 - 21:00
おふたりからのメッセージ:
一人で食べるごはんもいいけど
誰かと食べるともっとおいしい。
のんびりゆるやかに食べて笑って飲んで話して
味覚だけじゃない、五感を駆使して愉しむ機会を
いちばん楽しみにしているのは
他でもない私たちかもしれません。
10/11(土)から13(月)まで
三昼夜連続の甘味と喫茶と屋台と酒房。
西宮・苦楽園からありったけの「美味」を携え、
木村家本舗のあちこちで勝手気侭に神出鬼没。
お一人様でも何人様でも
熱烈歓迎、千客万来、友?干杯!
秋のひとときをぜひご一緒に。
□ えんがわ青木商店 by 青木麻純
「まちのえんがわ」はある意味、一年中の木村家本舗。
小路の町の人たちや、木村工務店に訪れる人たちのコミュニケーションの「場」であり、ライブラリーであり、ものづくりのネットワークであり、そこで行われる数々のワークショップに参加されたみなさんも多いんじゃないかと思います。
その場所が、3日間だけ、雑貨店に変身します。
?10月11 - 13日 まちのえんがわ/木村工務店 11:00 - 18:00
青木さんからひとこと。
すっかりスナックのママが定着してしまったバイヤー青木ですが、審美眼は衰えていないと自負しております。今年も全国津々浦々を歩き回り、珠玉の品々を集めてまいりました。
履き潰したジャックパーセル5足分は必ず取り戻します。
まちのえんがわ
http://www.kimuko.net/engawa/
みなさまのお越しを、青木さんがお待ちしています。
□ スナック 微笑みがえし by 微笑ガールズ&ボーイズ
笑う門には福来たる。
たとえそれが虚無に彩られた嘘笑でも、
たとえそれが嫌味に満ちた高笑でも、
たとえそれが痛みを伴う泣笑でも。
さあ、彼方も此方も
旧き良き時代の盛り場へ。
?10月11 - 13日 まちのえんがわ/木村工務店 夕暮れ - 21:00
去年は、美人ママに悩殺されて人生を狂わせた若者もいたとかいないとか。
今年はイケメンのホストもスタンバイしているそうなんで、ご婦人の方々もぜひ足を運んであげてください。
微笑ガールズ is
青木麻純 : まちのえんがわマネジャー(年齢不詳)
伊藤泰子 : アンティークショップ&カフェ Kica 主宰(年齢不詳)
田中共子 : ステンドグラス作家(年齢不詳)
□ 木村家本舗 2014
KICK OFF DINNER !
初日の夜は、去年の「庭的晩餐」に続き、ゲストをお招きしての晩餐会です。
□ 工務店的晩餐会 by 木村貴一+木村工務店
今年は、この木村家本舗の主である木村さんを中心とする木村工務店のみなさんが、木村工務店の仕事に関わる関係各社、建築家の方々をお招きしてのおもてなしになります。
?10月11日 木村家ガーデン 18:00 - 21:00
お料理は、西宮のカフェTabathaの久山さんによるVegan Dishです。
木村さんからのメッセージ:
「工務店」は座敷で、畳の上にお膳があって、
酒を酌み交わす「宴会」は慣れて得意なのですが、
「晩餐会」なんていう洒落た宴会なんて・・・。
ま、でも、どんなことにも挑戦してみるのが工務店ですから。
現場監督と建築家と専門工事会社と施主とが互いに混ざり合い交じり合います。
蝶ネクタイの現場監督と協力会社がサーブします。
勿論、注がれたら断らずにコンパニオンとしてお酒をたっぷり飲むはずです。
さて、「工務店的晩餐」とは・・・。
この晩餐会は、これまでの「木村家本舗」を心暖かく見守っていただいた故木村会長への「感謝」を、私たちになりに表現するテーマイベントでもあります。