2013年09月28日

木村家本舗2013開催予定

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prelude for 木村家本舗2013
第4回目の今年は原点回帰、はじめたときの「10月の週末のオープンハウスと古本屋」に戻ります。
"なにもしない - Laid Back !"が、今年のテーマ。
ぼく自身は、「拡大」を目指さない幸せのありかたみたいなものが提案できたらいいなあと、ひそかに思っています。
『はじめに考えたこと- think naturally 2010/8/13』
家と本との関係に想いを馳せる。
コトバノイエは、本のために造られた家だから、あたりまえのように本が並び、あたりまえのように古書店の看板をあげているが、普通の家を本の家にするとしたら、きっと何かが必要だ。
夏の旅の途中で立ち寄った、静謐な寺院のような山の中の窯場。
そこで造り、そこで売り、そこで暮らす。
迷いのないひとつの自然な営み。
鳥取の鄙びたビルの2階に並ぶ小さなレコード屋と、小さな雑貨屋と。小さな家具屋。
若さのもつ確信的なあやうさ、そうであるがゆえの小気味よさ。
海の家、砂浜にはえる植物のような。
近藤サンのところの「 one coin/one note 」、矢部サンのところの「水土書店」。
どちらもすごく短い間だったけれど、ポップアップショップをやらせてもらって良かったなあと思うのは、ショップに立っている人の気持ちがわかったことだった。
店に入ったら「こんにちは」と声をかける、手ぶらで店を離れない。
あたりまえの事かもしれないが、見知らぬ人のそういう振る舞いが、ことのほか嬉しい。
そういう振る舞いを起こさせるようなsomething.
アフォーダンスの集積。
手垢のついた「プロ」たちには、決してできないこと、考えもつかないこと。
そして、M氏の本屋。
曰く、本を一人ぼっちにさせないために、
曰く、「欲望」と「市場」のあいだに、
本は必ず3冊買うこと。まず本を1冊選び、次に1冊選ぶ。 問題は2冊目・3冊目に向かうときに、実はものすごいジャンプがあるんですね。その2冊か3冊を買うのをみんな怖がっているんです。本の値段なんて大したことないんですから。
これはホントに言えてるなあ。
来てくれる人たちがにそういう気になるような、コンテンツじゃないとダメなんだ。
セレクションは FLAT に、ディスプレイには、はっきりとした濃淡をつけるべきなんだろう。
コアをどこに置くか、それが現場のポイント。
それにしても、と。
「集う、繋がる、広がる」という、あのキーワード。
― think naturally
http://www.kotobanoie.com/blog/2010/08/think-naturally.html

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