2014年04月20日

まちのえんがわステンドグラスが結ぶ縁

日曜日の朝8時過ぎ、ウィリエールのキタムラくんがうちの家のインターホーンを鳴らす。先週の日曜日の話で、ウィリエールというのはイタリアの老舗自転車メーカーで、その日本の代理店の服部商会に勤めるウィリエールの営業担当の方がキタムラくんで、丁度、2年前の田中共子さんによる「まちのえんがわ」ステンドグラスワークショップの日に、偶然に自転車で通りかかって、ワークショップに飛び込み参加してくれて、それが縁で、私に無理矢理(笑)自転車の楽しさを教えてくれた可笑しなひとで、お陰で、すっかりロードバイクを楽しむ妙な体質に変わってしまって、まさか、「まちのえんがわ」を始めた当初に、日曜日が自転車中心の休日になるなどとは思いもしなかった出来事。

昨年の海の記念日に、二人で、「しまなみ海道」と「とびしま海道」を自転車で走って以来、久しぶりに一緒に走ろうという事になって、車に自転車を積んで琵琶湖に向かう。もちろん、キタムラくんの提案で、そういえば、DSC03537前夜は前回のブログに書いたように、奈良の「無窓庵」さんで食事をし、帰宅が午前0時を回っていたこともあって、何となく自転車で、大阪と奈良の峠越えでもし、ぐるっと廻って帰ってこよか。ぐらいのイメージしかなかったので、琵琶湖はまさしく青天の霹靂で、まったくイメージをもたないまま車で出発した。

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名神大津インターで降り、草津のイオンモールの横を通過し、矢橋の湖岸沿いの無料駐車場に駐車し自転車を降ろして漕ぎ出すと、こんなに琵琶湖畔って気持ちが良い場所だったのかと驚く。もちろん関西人なので、琵琶湖は何度も車で通過しているが、息子たちを琵琶湖で遊ばせた経験もなく、どうせなら、もう少し足をのばして、別な場所に連れて行っていた。そうそう、琵琶湖を自転車で一周するのを「ビワイチ」と呼んでいるらしく、それなりの人気だとか。今回はそんなつもりはまったくなく、琵琶湖半周ほどを足慣らし程度に軽く走ろうというフェースブック上のメッセージが前日の夜の事で、ところが、ま、終わってみると、93km走行していて、どこが足慣らしなん・・・・。

自転車で見る景色はランニングの3倍速な感じで、歩く速度で景色を見ることも出来るわけで、集落を自転車で走るようになってからは、なんとなく「車」社会になる以前の「町」の成り立ちを想像する楽しみを知って、それが自転車に乗るもうひとつのモチベーションのひとつになっているのだとおもう。それで、折り返し地点の安土城跡に到着すると、NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」が以外と面白く、録画で見ていることもあり、織田信長や豊臣秀吉を想像し、自転車的距離感で変化する琵琶湖と水郷と小高い山と開けた風光明媚な田園風景と点在する集落を眺めながら走っているうちに、なるほど確かに、「歩く」時代の交通の要所なのだと初めて実感した。

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自転車で訪れる近江八幡の町も今までと少し違った印象を持つ。これまで2度ほど車で訪れていて町並も歩いて見ているのだけれど、歩く早さの3倍速で眺めているうちに、建築への興味より、周辺環境とそのマチとの関係性を想像するようになってきて、マチの周辺を自転車で彷徨いながら「近江商人」が生まれた「風土」を垣間見る機会を持てたのが、オモロイ出来事だったりする・・・・。

さて、それで、本日は、そのキタムラくんとの縁を持った田中共子さんによるステンドグラスワークショップがあって、植木鉢にステンドグラスの鯉のぼりを揚げようという、もはや都会では鯉のぼりを上げにくい環境になっていて、そんな意味では、家の前の植木鉢にステンドグラスの鯉のぼりが上がっている町並を想像してみたら、それはそれで面白しろそうだとおもうのだが・・・・。ま、それはともかく、15人+付き添え数名の参加者が、静かにものづくりに集中する姿とその製作過程から発生する雑多な「音」の響きには独特の心地良さがあって、そんな環境のもとで、参加者が一生懸命作ったその作品の前で、笑顔の写真撮影に快く応じてくれる姿に接することが、まちのえんがわ「継続」の何よりもの励みであったりする・・・・。

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そういえば、カフェ的な設(しつらえ)をするようになってから、ワークショップを見学にくる訪問者の方もそれなりにいて、一緒に珈琲を飲みながらの思わぬ出会いとコミュニケーションがあったりし、さてさて自転車の次は、どんな世界へと誘い出され導かれていくのでしょうか・・・。

投稿者 木村貴一 : 2014年04月20日 23:59 « 春うらら。 | メイン | 衣食住の「食」 »


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