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2004年07月26日

元気

前に書いた「黄色い帽子の訪問者たち」の小学校の生徒さんからお礼の手紙を戴いた。なんでも、保護者の前で発表会を開いたとのこと。

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木村こうむてんさんへ
いろんなこと
を教えてくだ
さって、ありがと
うございました。
すごく楽しかっ
たです。 

○○○○○より

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きむらこうむてん
さんのみなさん、
おしえてくださって
ありがとうございま
した。ぼくは、もういちど
あいたいとおもっています。
おげんきでいてくださ
い。○○○○○○○

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木村工むてんさんへ
おいそがしいなかしつもんを
といてくれてありがとうご
ざいます。おかげではっぴょう
かいでちゃんとできました。
おかあさんには
ほめられたよ。

○○○○○○

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木村こうむてんさん
木村こうむてんさんへ
いろいろなことをおし
えてくださいました
木村こうむてんのか
たがたありがとう
ございました。

○○○○○○○○

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木村工むてんさんへ
おみせの人たちが、
いっぱいしつもん
にこたえてくださっ
たので、はっぴょ
かいはせいこう、
しました。
ありがとうござ
いました。
○○○○○

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シンプルな表現がとっても嬉しい。
こちらこそ「元気」をもらって、ありがとう

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2004年07月21日

高速道路に乗るために料金所の坂を駆け上がる。ETCで料金所を勢いよく、そして、気持ちよく通り抜けたその先に、青空と雲が見えた。 綿のようにもくもくとした形の雲が広がっていた。夏だなぁと思った。

今朝、アブラゼミが一斉に大きな声で大合唱をしだした。その音を聞いただけで暑苦しさが増してきた。ああ、やっぱり夏なんだと強く思った。

先日、山でひぐらしの鳴き声を聞いた。同じセミなのに涼しげなのだ。心地良さが山間に響く。そして、ここにも夏があった。

吊るしたままの風鈴が、いつものように、ひとすじの風をちりんちりんという音に変えた。暑い時に聞く風鈴の音は、不思議に夏を感じさせる。

昼休みに昼寝をした。夏に昼寝をするとなぜか少年時代の夏休みを思い出す。終業式が終わり夏休みが始まったその日には無限の「自由」 を手に入れたと思った。9月の始業式が近づくにつれてそれが幻想であることも知った。今にして思えば「夏休み」というものが「自由」 というものを感じるきっかけであったのかもしれない。

2年前の夏休み、四万十川で、子供達が何気なくすくい上げた稚魚を、大阪に持ち帰り水槽に入れた。 その稚魚が15cmほどに生育し水槽の中を我が物顔で泳いでいた。今朝、水槽を見てみると、死んでいた。昨晩の暑さのせいかもしれない・・・ ・・・。

今年の夏は、格別暑い。

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2004年07月12日

イタチと目があった

先週はうだるような暑い日が続いた。新聞にも書いてあったが、まさに猛暑の梅雨だ。

暑さのあまり夜中に目が覚めた。隣で寝ている子供が暑さのせいで布団の上で暴れまくっているのだ。 1回目に横っ腹に襲ってきた子供のキックは「親」として、やさしく丁重にはねのけ、定位置に子供を寝かしつけた。 2回目に襲ってきた肘打ちには少し「むっ」ときたが、やさしく強く肘をはねのけ、お互い暑いのだからと我慢した。

暑いなぁ・・・と思いながらもウトウトとした頃、今度のキックは顔に襲ってきたのだ。暑さで布団の上を半回転し、 その勢いで子供の足が私の顔にどかんと当たったのだ。3回目は「親」であることを思わず忘れた。「こんちくしょう」 と子供を反対側までゴロンと思いっきりころがした。それでも、子供は暑さにもがきながらもぐうぐうと寝続けていた。

熱帯夜と子供の熱気とキックに翻弄され、ウトウトとした眠りが続いたまま、5時過ぎに起きた。汗もかいたし、眠れそうもないので、 朝風呂に入ることにした。湯船に浸かった後、窓を全開にして浴槽に腰をかけ、庭を眺めていた。ほとんど、私の存在が感じられないほど、 身動きもせず、じっと、静かに腰をかけて、座っていた。と、その時、窓の下をゆっくりと一匹のイタチが、ほんとうにゆっくりと歩いてきた。 私が手の届きそうなところの背後に居ることなどつゆしらず、優雅に歩いてきた。 私の目の前を通り過ぎて少し行ったところで立ち止まり後ろ足で立ち上がる。そして、 前足をちょこんとした姿勢で何気なくゆっくりとこちらに振り向いた。その、目の前に私の顔があったのだ。私の目とイタチの目があった。 びっくりしたのはイタチのほうだった。素早く、ほんとうに素早く一目散に縁の下に向けて走り去った。何だか無性におかしかった。 声も出さずにニヤニヤと笑い続けた。お陰で暑さが吹っ飛んだ。

というようなことを思い出しながら、今、選挙結果のテレビを眺めているのだった。 今夜は選挙結果の暑い激論を聴きながら眠りについていこうと思う。

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